綺麗な人や、若い人がなりやすい「身体醜形障害」とは?

皆さんは、「もう少し鼻が高ければ、目が大きければ良かった…」とこんな事を思ったことはありませんか?軽いコンプレックス程度であれば問題ありませんが、それが行き過ぎると「身体醜形障害」という精神障害かもしれません。

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身体醜形障害(しんたいしゅうけいしょうがい、Body dysmorphic disorder 

自分の身体や美醜に極度にこだわる症状。強迫性障害の関連症群(スペクトラム) に含まれる。
併発疾患として、うつ病、社会恐怖、アルコール乱用、薬物乱用、強迫性障害、摂食障害などが挙げられる。

整形をする人も多いが、思い込みであることが多く、満足な結果が得られることは少ない。結果的に逆に顔を崩してしまうことさえある。

「身体醜形障害」は、綺麗な人や若い人がなりやすい

他人から見ると気にならない外見や容姿でも、気になってしまい、精神的な苦痛と日常生活への支障がもたらされます。

身体醜形障害になってしまう原因は まだはっきりと解っていませんが、容姿や外見のことをからかわれたり、いじめられたりしたことで、精神的なダメージを受けていた場合になりやすいとされています。
他には、
子どもの頃に「かわいい」と評価されて、成長した人が多いそうです。
長所が多く、完璧主義な人のほど、些細な欠点が気になりやすいのかも知れません。

身体醜形障害の平均発症年齢は16歳頃で、患者の半数以上が18歳までに発症しています。
発症が最も多いのは12歳頃の思春期です。
十分な治療を受けられないと、20代以降も症状を抱えたままになってしまいます。

人に理解されにくいため、悩みを一人で抱えがちに…

この疾患により、自信が奪われるため、対人恐怖症のような症状が出たり、うつ的な症状があらわれることもあります。
20代から発症した人に比べ、
思春期で発症し重症の場合は、自殺に至ってしまう危険性もあるようです周囲の人からの理解が得にくいため、誰にも話せずに一人で悩んでしまうのでしょう。

10代はオシャレに目覚める頃なので、一番外見が気になる時期でもあります。
10代、20代には、「つけまつ毛や、カラコンが手放せない」という人も多いようなので、そんな人は注意が必要な精神障害かもしれません。

身体醜形障害・部位へのこだわり率(アメリカ調査)

髪の毛 63%。鼻、皮膚が50%。目27%。頭や顔全体20%。
骨の形20%。唇、顎、腰17%。歯、脚、膝13%。胸、胸の筋肉、自分の顔全体を醜いと考える10%。耳、頬、ペニス7%。手、腕、首、額、顔の筋肉、肩、お尻3%。

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