カレーチェーン店「CoCo壱番屋」が廃棄した冷凍カツが横流しされた事件を受け、環境省と農林水産省は21日、食品リサイクル法に基づき、壱番屋から廃棄を委託された産業廃棄物処理業者、ダイコー(愛知県稲沢市)への立ち入り検査を始めたと発表した。
ダイコーは同法に基づき、食品廃棄物を用いて肥料などを製造する「登録再生利用事業者」として国に登録しており、両省は今後、登録の取り消しも含め検討する。
登録再生利用事業者は、再生事業が周辺の生活環境に支障がないことや、事業をするのに十分な経理的基礎があることなど、一定の要件を満たした事業者を国が登録する制度。優良業者を育成し、食品資源のリサイクルを促進するのが目的で、要件に適合しなければ取り消しになる。
一方、岐阜県は21日、製麺業者「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)で見つかった壱番屋製以外の108品目の食品のうち、13品目はマルコメ(長野市)の味噌や即席味噌汁だったと発表した。県は、ダイコーから横流しされた可能性もあるとみて詳しい流通経路などの調査を進める。〔共同〕
CoCo壱番屋、ダイコー
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