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サウジアラビアとイラン 対立の溝埋まらず1月22日 6時40分
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外交関係を断絶したサウジアラビアとイランの双方が参加するイスラム諸国の外相級の会合が開かれましたが、サウジアラビアがイランを激しく非難し、イランも会合の共同声明を拒絶するなど対立の溝は埋まりませんでした。
サウジアラビアとイランの対立を受けて、57の国と地域が加盟するOIC=イスラム協力機構は21日、サウジアラビア西部のジッダにある本部で緊急の外相級会合を開きました。
会合に先立ってイランのアラグチ外務次官はNHKの取材に対し、「バランスが取れた共同声明が採択されることを期待する」と述べ、緊張の緩和につながる会合になることを望む姿勢を強調しました。
一方、サウジアラビアのジュベイル外相は会合で、「イランはイスラム教の宗派対立を扇動し、中東地域の不安定な状態や戦争を生んだ主要な原因だ」と述べ、イランを激しく非難しました。
そして、イランでサウジアラビアの大使館が襲撃されたことだけでなく、イランがシリアやイエメンなどに干渉し、テロを支援していることを非難するとした共同声明がサウジアラビア主導で採択されましたが、イランはこれを拒絶しました。
今回の会合は、両国の関係改善のきっかけになることが期待されましたが、対立の溝は埋まりませんでした。
会合に先立ってイランのアラグチ外務次官はNHKの取材に対し、「バランスが取れた共同声明が採択されることを期待する」と述べ、緊張の緩和につながる会合になることを望む姿勢を強調しました。
一方、サウジアラビアのジュベイル外相は会合で、「イランはイスラム教の宗派対立を扇動し、中東地域の不安定な状態や戦争を生んだ主要な原因だ」と述べ、イランを激しく非難しました。
そして、イランでサウジアラビアの大使館が襲撃されたことだけでなく、イランがシリアやイエメンなどに干渉し、テロを支援していることを非難するとした共同声明がサウジアラビア主導で採択されましたが、イランはこれを拒絶しました。
今回の会合は、両国の関係改善のきっかけになることが期待されましたが、対立の溝は埋まりませんでした。