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農林水産省 化血研を業務停止処分 動物用医薬品で
1月19日 17時20分

農林水産省 化血研を業務停止処分 動物用医薬品で
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熊本の医薬品メーカー「化血研」が、国の承認とは異なる方法で人の血液製剤を製造するなどしていた問題で、動物用の医薬品についても国の承認と異なる方法で製造していたとして、農林水産省は化血研に対し30日間の業務停止処分を行いました。
農林水産省が処分を決めたのは、熊本市にある「化血研」=化学及血清療法研究所です。「化血研」を巡っては、人の治療に使われる血液製剤を、およそ40年にわたって国の承認とは異なる方法で製造し、組織的な隠蔽を図っていたとして、厚生労働省は18日からの業務停止処分を命じています。
農林水産省では、先月立ち入り検査を行った結果、牛や豚のための動物用ワクチンなど29種類の医薬品を国の承認と異なる方法で製造していたことが分かったとして化血研に業務停止処分を行いました。停止の期間は今月26日から30日間で、代替品がないものなどを除いて、34種類の動物用医薬品の製造や販売ができなくなるということです。
また、農林水産省によりますと、動物用の医薬品では組織的な偽造や隠蔽は確認できなかったということです。
今回の処分について農林水産省では「化血研には、法令を順守する意識など体質的な改善を求めたい」としています。

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