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ロシア・ルーブル 1998年以降の最安値更新1月20日 22時45分
原油価格の下落を受けて、産油国ロシアでは、通貨ルーブルを売る動きに歯止めがかからず、20日一時、1ドル=82ルーブル台まで値下がりし、1998年以降の最安値を更新しました。
モスクワの取引所では20日、原油価格の下落でロシア経済の先行きへの不透明感が広がるなか、ルーブルを売ってドルを買う動きに歯止めがかからず、ドルに対して、一時、前日の終値よりも4ルーブル近く安い、1ドル=82ルーブル46コペイカまで値下がりしました。これは、おととし12月に瞬間的に記録した水準を下回るもので、1998年に通貨の単位を切り下げて以降、最安値を更新しました。
また、ユーロに対しては、一時、4ルーブル以上安い1ユーロ=90ルーブル台まで値下がりしました。
一方、ロシアの主要な株価指数の1つ、RTSもエネルギー開発企業や銀行の株などが売られ、前日に比べておよそ4.8%値下がりして取り引きを終えました。
ロシアの統計庁によりますと、去年のインフレ率は12.9%で、2年連続で10%以上となっていて、このままルーブル安が進めば、輸入品を中心に物価の上昇が加速し、市民の暮らしを圧迫することが懸念されています。
また、ユーロに対しては、一時、4ルーブル以上安い1ユーロ=90ルーブル台まで値下がりしました。
一方、ロシアの主要な株価指数の1つ、RTSもエネルギー開発企業や銀行の株などが売られ、前日に比べておよそ4.8%値下がりして取り引きを終えました。
ロシアの統計庁によりますと、去年のインフレ率は12.9%で、2年連続で10%以上となっていて、このままルーブル安が進めば、輸入品を中心に物価の上昇が加速し、市民の暮らしを圧迫することが懸念されています。