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東レが米に新工場 航空関連事業拡大の動き活発に1月20日 13時38分
大手繊維・化学メーカーの東レが、航空機の主翼などに使われる素材の新たな生産工場をアメリカ南部で着工し、日本企業がアメリカで航空関連の事業を拡大する動きが活発になっています。
大手繊維・化学メーカーの東レは、19日、アメリカ南部のサウスカロライナ州で、航空機の主翼などに使われる炭素繊維の新工場の着工に合わせ記念の式典を開きました。式典には、アメリカの大手航空機メーカー、ボーイングの幹部や地元の関係者らも出席しました。
東レが新工場で生産するのは、炭素繊維に樹脂をしみこませた製品で、鉄よりも丈夫で軽いことから、航空機の主翼や胴体などの素材として使用されています。さらに、ボーイングが開発している次世代の旅客機への採用も決まり、需要の拡大が見込めることから増産を決めたもので、2020年までに1000億円規模の投資を行う計画です。
航空関連の事業を巡っては、三菱航空機がシアトルの拠点などで国産旅客機「MRJ」の開発を進めているほか、自動車メーカーのホンダが先月からビジネスジェットの引き渡しを始めており、世界最大の航空機市場のアメリカで事業を拡大する動きが活発になっています。
東レの大西盛行専務は「ボーイングとは新たな素材の開発も共同で行う方針だ。軽量化などのため炭素繊維の需要は増え続けるので、しっかり対応したい」と話していました。
東レが新工場で生産するのは、炭素繊維に樹脂をしみこませた製品で、鉄よりも丈夫で軽いことから、航空機の主翼や胴体などの素材として使用されています。さらに、ボーイングが開発している次世代の旅客機への採用も決まり、需要の拡大が見込めることから増産を決めたもので、2020年までに1000億円規模の投資を行う計画です。
航空関連の事業を巡っては、三菱航空機がシアトルの拠点などで国産旅客機「MRJ」の開発を進めているほか、自動車メーカーのホンダが先月からビジネスジェットの引き渡しを始めており、世界最大の航空機市場のアメリカで事業を拡大する動きが活発になっています。
東レの大西盛行専務は「ボーイングとは新たな素材の開発も共同で行う方針だ。軽量化などのため炭素繊維の需要は増え続けるので、しっかり対応したい」と話していました。