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大手電機メーカー 外国人旅行者向け家電を強化
1月19日 17時38分

大手電機メーカー 外国人旅行者向け家電を強化
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外国人旅行者の活発な消費を取り込もうと、大手電機メーカーの間では、外国人旅行者向けの家電製品を強化する動きが広がっています。
このうちパナソニックは、外国人旅行者向けの製品開発に力を入れていて、炊飯器や電気ポット、それに美容家電など合わせておよそ30種類の家電を販売しています。
このうち、ロボット掃除機は中国人旅行者をターゲットにしていて、去年12月に商品のラインナップに新たに加えました。この商品は変圧器がなくても中国国内で使えるよう、220ボルトの電圧に対応できるよう作られています。また、デザインも中国の人たちの好みに合わせて、金色の本体に桜の花をあしらい、操作ボタンはすべて中国語で表記しています。
パナソニックのクリーナー事業総括の周防和馬さんは「商品をグローバルに拡大していくためには、日本向けの商品を買ってくださいというのではなく、海外のそれぞれの地域で使ってもらえる商品を開発していかなければならない」と、話しています。
家電量販大手のビックカメラでは、こうした外国人旅行者向けの家電製品について、特設の売り場を設けています。
去年9月から11月までの3か月間の外国人旅行者向けの売り上げは、おととしの同じ時期と比べておよそ2倍に増えていて、ビックカメラ有楽町店の免税担当の田口祐介主任は「最近では、帰国したあと、変圧器を利用しなくてもそのまま使える商品はあるか、という問い合わせが増えてきている。2月の春節に向けて販売を強化していきたい」と話しています。

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