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日銀景気判断 東海は上向き・近畿は下向きに修正
1月18日 16時04分

日銀は、18日公表した「地域経済報告」で全国9つの地域のうち、「東海」で「緩やかに拡大している」と景気判断を上向きに修正する一方、「近畿」は新興国経済の減速の影響で回復のペースが緩やかになっているとして下向きに修正しました。
日銀は3か月ごとに支店長会議を開き、全国9つの地域の景気の現状をまとめて「地域経済報告」として公表しています。
それによりますと、「企業の生産」は「近畿」で中国をはじめとする新興国経済の減速の影響で海外向けの建設機械などの生産が減少しているとして、判断を引き下げる一方、「東海」では自動車関連を中心に緩やかに増加しているとして判断を引き上げました。また、「個人消費」は雇用・所得環境が着実な改善を続けていることを背景に、「九州・沖縄」が「緩やかに持ち直している」とするなどすべての地域で判断を据え置きました。
この結果、それぞれの地域ごとの景気判断は「北海道」など7つの地域で据え置く一方、「東海」は「緩やかに拡大している」として判断を引き上げました。地域の景気判断で「拡大」という表現が使われたのは、平成20年4月以来、7年9か月ぶりになります。一方、「近畿」は「緩やかに回復している」と「緩やか」という文言を付け加えて判断を引き下げており、地域によって景況感にばらつきが出ています。

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