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日中韓FTAの交渉会合 東京で始まる1月18日 11時47分
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日本と中国、それに韓国の3か国によるFTA=自由貿易協定の事務レベルの交渉会合が東京で始まり、去年11月に首脳どうしで交渉を加速することで一致したことを踏まえて協議がどこまで進展するかが焦点となります。
日本と中国、それに韓国による3か国のFTAを巡る9回目の交渉会合が18日から東京で始まりました。会合の冒頭、日本の首席交渉官を務める長嶺外務審議官は、「高水準で相互に利益をもたらすFTAを結べるよう、積極的な姿勢で交渉を進展させたい」と述べました。3か国の首脳は去年11月に韓国のソウルで3年半ぶりに開かれた会談で、交渉を加速させることで一致しました。
ただ、これまでの交渉では日本側は自動車など工業製品の関税を早期に撤廃し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に近い、高い水準の貿易自由化を求めているのに対して中国は国内産業の保護などを理由に多くの品目で関税を撤廃することには慎重な姿勢を示してきました。3か国の首脳が交渉加速を確認したことで今回の会合で協議がどこまで進展するかが焦点となります。
ただ、これまでの交渉では日本側は自動車など工業製品の関税を早期に撤廃し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に近い、高い水準の貿易自由化を求めているのに対して中国は国内産業の保護などを理由に多くの品目で関税を撤廃することには慎重な姿勢を示してきました。3か国の首脳が交渉加速を確認したことで今回の会合で協議がどこまで進展するかが焦点となります。