ひるブラ「広〜く使える!丈夫な土鍋〜三重・四日市市〜」 2016.01.18


生字幕放送でお伝えします
いきますよ!せーの…。
オープン。
篠原さん!
おいしそう!星形になってる。
お鍋大好きです。
ただ、閉めますね。
チャンさん、きょう主役は?土鍋のほうなんですよ。
われわれがいるのは四日市なんですが。
ここは四日市萬古焼
(ばんこやき)という土鍋の生産地なんです。
しかも、土鍋は国内生産の8割を占めていて日本一。
ですからデパートで皆さんが見ている土鍋は、ほとんどここで作られていると思います。
見たことあります。
ここは土鍋を扱う問屋さんで私の前に山積みになってますがいろんな使い方があるんです。
これ、何で使うか分かります?
キャベツ、丸ごと入れる鍋とかですか。
違います。
なんと、ほら!ごはんですよ。
炊飯用土鍋。
さらに、篠原さんお隣、見てください。
こちらは見たら分かると思いますがどうですか。
パンですか?
開けますね。
中には、ふっくらと焼きたてのパンが。
生地を入れてオーブンに入れるだけでこうやって焼けて出てくるわけです。
くん製とかもできたりそしてピザも焼けるんですよ。
この問屋で働く熊本さんです。
ことしは暖冬でしたが土鍋の売れ行きってどうなんですか?
野菜のほうが安く手に入りますもんで例年並みに出ましたね。
すごい出荷量で大人気ということですよ。
きょうも、冷えましたし全国の皆さんの冷えた体をこの四日市から温めに土鍋が出荷されます。
その大量生産の秘密も探って行きたいと思います。
早速、きょうの出荷されようとしている土鍋が。
このようにして運ばれていきます。
トラックで運転して皆さんのもとへ。
料理店で見たことあるお鍋ですね。
篠原さんはどんなお鍋が好きですか。
私、最近覚えた鍋で仙台のせり鍋。
せりの根を入れるんですよ。
すっごいおいしいんです。
その鍋の立て役者もこの土鍋かもしれないですよ。
篠原さん、四日市というとどんなイメージありますか?
工場地帯ですか。
やっぱり工場がありますね。
ご覧になっているように工業地帯が広がっていますその奥には港があるんです。
四日市は、港町としても有名です。
この工業地帯の中にこの萬古焼の工場というのが70社もあるんですね。
萬古焼は270年前からありまして江戸時代中期からあるといわれているんですね。
もしかしたら、篠原さんの祖先も使ってたかもしれないですね。
急須、お茶の器とか、食器とかいっぱい作っているんですよ。
すごいですよね。
篠原さん、焼き物というと有田焼など山の中で発展してきたイメージあると思うんですがどうしてこの港町で土鍋が作られるようになったのかその秘密が、こちらにあります。
秘密を説明させてもらいたいと思います。
それが、こちらなんです。
これ、ペタライトという鉱石なんですよ。
これを、ばばばっと砕いていってこれを土に混ぜると熱に強くなるんですね。
土鍋って空だきすると割れるイメージないですか。
あります。
作るの難しいイメージあります。
それが、このペタライトを混ぜると割れなくなったという魔法の粉なんですよ。
なんか、皆さんがアイデアが作ってらっしゃるんだなって…。
すばらしいですね。
このペタライト日本では採れないものなんです。
なのでアフリカのジンバブエからやってきたもの。
いろいろなものが輸入される港町・四日市だからこそ発見だったということなんですね。
この技術を使ってしかも大量生産で土鍋の8割を生産する秘密さらに工場の中に入っていくとあります。
こちらでございますよ。
広いですよね。
5000平米。
この工場だけで50万個の土鍋が作られているんです。
年間。
その工程を見ていきましょう。
まずは、土鍋の形を作る専用の機械なんですけど動力成型というんです。
これ、見えているの粘土なんです。
この粘土が、自動で運ばれてくるんですけどこの運ばれてる先がすごいことになっているんです。
回っているローラーで粘土を押し付けて型を取ってるんですよ。
出来たてほやほや。
自動ろくろみたいな感じですか。
自動でやってくれるんですよ。
ぎゅーっと!ぐるぐるぐると押しつけて形を作る。
これ、なんと20秒ぐらいでさささーってできちゃうんですって。
機械でやるからこそ土にも特徴があるんですね。
まだ成型される前の土なんですが許可を得て、触ってみます。
かなり強い力で押してもこれぐらいの跡しかつかない硬い土なんですね。
水分が少なめに作られています。
なので乾燥時間が短くて大量生産に向いている土効率化が図られているということなんです。
先ほど作られていた土鍋なんですけど。
できてきたのがあるんです。
こうやって、ずらっと並んでいるんですが軽焼きされたものがこの奥、たどっていくとまたまた、機械さんが待ち構えております。
運ばれていくんです。
機械さんが丁寧にすっと運んでくれるんです。
正確に運んでくれますからね。
この先が、またさらにおもしろい工程があるんです。
この、縁ですよ。
手でね、ばって取って残っているのが取っ手でございます。
残っている部分、取っ手。
これも後付けの手間を省いた効率化の一つともいえるんです。
こうやって縁を手で、ばばばって取っていって重ねていくんですよ。
この縁が、割るとぎざぎざですよね。
バリバリをどうするかというと次の工程が待っているんです。
この、ぎざぎざはねこの手作業でやるんで見てみましょう。
これが効率化。
すごい丁寧に、きれいに。
見事に職人技でございます。
簡単そうに見えるでしょう難しいんです。
何年やられているんでしたっけ?
ことしで16年目になります。
心構えとかあるんですか?
少しでもいいものづくりができるように日々、試行錯誤しながら日々、努力しています。
技術の集大成でございます。
篠原さん!私、最後の工程の窯場にやってきました。
後ろにある、れんがが窯なんですがこれ、特徴あるんですよ。
私のところを出口として反対側、60mの長さのトンネル窯なんです。
この中に、手前にある白い容器に入った土鍋が次々と入れられます。
焼かれてくるということです。
きょう、特別にこの窯の中にも入っていいということで私、入ります。
もうすでに熱いんですがこの出口辺りは80度から90度サウナぐらいなんです。
中の一番、熱いところで1250度あります。
急に冷えて割れないように徐々に温度が下げられてこちらから出てくると。
また、一つ、すごい工夫がこの中に施されています。
ちょっとライト消してもらっていいですか。
赤外線?
そのとおり、赤外線。
このトンネル、60m端から端まで赤外線レーザーが通っていて台車から土鍋が崩れ落ちたりしたら異常を知らせるようになっているんです。
だから、何かあったときのために常に監視装置が備え付けられていてこれも大量生産をするうえで24時間年中無休で動いてますから。
大量生産をする工夫なんですね。
そしてこちらで検品されて完成します。
こちらでは新しい魅力の土鍋開発が行われております。
おしゃれでしょう、この土鍋。
20代から40代の女性向けの女性に特化したデザインをされているんです。
地元メーカー4社で有志が集まり10年前から始められたんですが代表の竹内さんです。
これ、ものすごいおしゃれですね。
これ、なんですか。
こちらシチューキャセロールといいます。
フランス語ですって。
シチュー作るんですか、これ。
形状的には持ち手が一体で特徴的で、深さがあるのでシチューとか煮込み料理にすごくいいんですよ。
白いシチューが見えやすいように黒いんですか。
そうですね。
ほんとかい!全部が全部、白いわけじゃない…。
見た目がきれいなだけじゃなくてしっかりと用途も考えられて作られていると。
こちらスタック鍋といいましてこのまま直接じか火にかけていただいてこちらが、ふたがお皿になるという。
ティーカップみたい。
こちらもスタック鍋の小さいものになるんです。
重ねていただいて収納していただく。
これもまたじか火でできるから。
まさに、かわいいという意味ではインテリアに使われるのもいいんじゃないかと。
そのインテリアということば出ましたけど写真集です。
土鍋のカタログ。
中はこのように使用・用途も写真で収められていてこれ、どうして作ったんですか竹内さん。
そういう女性にどんどん、おしゃれなお鍋を使っていただこうと思って作りました。
僕の奥さんも土鍋買ってこいって1万円、預かってますんで。
篠原さんこれ、土鍋の概念変わりません?
変わりました。
シンプルなんだけど機能性が高いのがいいと思いました。
また、どうやって使うのかなんて、考えていたらどんどんと、おなかがすいてきたんじゃないでしょうか。
こちらで四日市の萬古焼で作る料理を紹介してもらいます。
地元の料理シェフ舘美代子さんです。
まず、作っていただけるのは…。
きょうは、この土鍋を使って。
これ、もちろん萬古焼ですよね。
たっぷり野菜の蒸し煮を作ります。
鍋にも特徴があるんですよね。
ふた閉まってなくても大丈夫なんです。
この鍋の特徴はここにくぼみがあることなんです。
このくぼみをどう使うんですか?
この、くぼみに氷を置きます。
これがどうなるかどうしてなのかはこちらをご覧ください。
火にかけたので、上の氷はすでに溶けています。
この鍋を開けて、分かりますか?雫が滴り落ちて、これ、すべて野菜の水分です。
野菜の水分が氷で冷やされて雫となって鍋の中でぐつぐつと煮るわけです。
ふたが閉まってなくても加熱することによってこうやってふたが閉まっていきますので上手にできるんです。
栄養満点ですね。
野菜のうまみが凝縮されるということが言えますよね。
さらに、こちらのお鍋何が入っているかといいますと焼きいもでございます。
できちゃうんですよ。
これのやり方がですね。
これ、アルミホイルをしわしわと固めまして鍋の底に敷いてさつまいもを入れて25分間弱火でかけるだけなんです。
これが土鍋が割れないというのが。
特性ですね。
ペタライトのおかげですよね、先ほど紹介した。
どんな感じになってるのか。
僕の緑の部分を利用して割ってみます。
鮮やか!ちょうどいい、ほくほく感。
いかがですか?
とろとろ…。
うま…。
熱い…。
これ、違いがあるんですよね。
土鍋ってゆっくり、ゆっくり火が通りますので温められますのでこのようなほくほくでねっとりしたお芋ができます。
こちらの野菜にこれの味の特徴もねチャンさん、食べてもらっていいでしょうか。
せっかくやったらみんなで食べましょうよ。
時間的にも素早くできるんですかね。
いただきます。
いかがですか?
とろとろ、おいしい白菜もとろとろやわ。
よかった、成功して。
舘さん、土鍋で作る一番の味の特徴って何なんですか?
ゆっくり火が通るのでやっぱり野菜のうまみがぎゅってなるのでおいしいと思います。
きょうは、その土鍋をその四日市で盛り上げようと皆さん、頑張って生産されている方々にも後ろにお越しいただきました。
皆さん、おいしいですか?土鍋。
おいしい!
土鍋最高!
やっと寒くなってきましたもんね土鍋で温まりましょうよ。
篠原さん、どうですか?土鍋の料理。
今夜、絶対鍋にします。
寒いんですよ、東京。
番組をご覧の皆さんもきょうは温まりましょう。
五代友厚の計画していた北海道官有物払い下げは2016/01/18(月) 12:25〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「広〜く使える!丈夫な土鍋〜三重・四日市市〜」[字]

国内シェア80%という萬古焼の土鍋。耐熱性に優れ、ご飯や焼き芋の専用鍋も登場!24時間フル稼働で生産される土鍋の舞台裏に迫ります。すぐ使える鍋の利用法もご紹介!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】篠原ともえ,【司会】八田知大 〜三重県・四日市市から中継〜
出演者
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】篠原ともえ,【司会】八田知大

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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