おいしい!
土鍋最高!
やっと寒くなってきましたもんね土鍋で温まりましょうよ。
篠原さん、どうですか?土鍋の料理。
今夜、絶対鍋にします。
寒いんですよ、東京。
番組をご覧の皆さんもきょうは温まりましょう。
五代友厚の計画していた北海道官有物払い下げは世間から大きな非難を受けました
(友厚)本日をもってこの商法会議所会頭の座を辞任致します。
はぁ?逃げる気か!儲かる思たから話に乗ったんだっせ。
(山屋)だまされるとこやったわ。
(榮三郎)いいやそれは!それは五代様がわてら大阪商人を信用してくれはったさかいやありまへんのか?
(あさ)へこたれたらあきまへん。
「やると決めたんやったらやり通す。
負けたらあかん。
他人にやない自分にだす」。
こうして生涯を懸けて大阪の繁栄のために尽くすと誓った五代でしたが…
ウッ…。
(三坂)大丈夫ですか?五代さん!大丈夫…はぁ。
あさはそれ以降もよさそうな鉱山の話が出る度にその山まで足を運びその目でじかに調べながら買い広げてゆきました
(亀助)はぁ。
こないに炭坑が大きなるやてなぁ。
へぇ。
ほんま亀助さんのおかげだす。
さっきの話帰ったら早速みんなに話してみますさかい。
へぇよろしゅうに。
はぁほんまはわても帰りたいなぁ。
(うめ)はれ?おあさ様まだお勉強したはりますのんか?じき朝になってしまいまっせ。
へぇ。
持ってきた商いの本は全部読んでしまいましたさかい今はこないなもん読んでんのだす。
(亀助)何だす?それは。
子どものための博物学の教本だす。
博物学?へぇ。
寄合所で園屋さんにお借りしましたのやけどえらい面白うてなぁ。
近頃はみんな小学校でこないな事学べるようになったんやて!ほんま羨ましい話だす。
それにしてもこの宇宙間て何なんだすやろなぁ?へえ〜。
子どもがこないなもん読むやてなぁ。
そやけどその小学校でもまだおなごで学んでるのは男の子の半分もいてへんのやて。
勉強熱心なんもよろしおますのやけど明日はまた大阪まで長旅だす。
ちょっとは体休めといとくなはれ。
ん?
(亀助)な…何だす?あっこらどっかで見た事あるような…。
はぁ!こらペンギンだす!びっくりぽんや。
よっしゃ。
しんどいなんて言うてる場合やあらしまへんな!・「朝の空を見上げて」・「今日という一日が」・「笑顔でいられるように」・「そっとお願いした」・「時には雨も降って」・「涙も溢れるけど」・「思い通りにならない日は」・「明日頑張ろう」・「ずっと見てる夢は」・「私がもう一人いて」・「やりたいこと好きなように」・「自由にできる夢」・「人生は紙飛行機」・「願い乗せて飛んで行くよ」・「風の中を力の限り」・「さあ心のままに」・「365日」・「飛んで行け!」・「飛んでみよう!」・「飛んで行け!」・「飛んでみよう!」
(弥七)10円だすな。
ちょっと待っとくれやす。
(山崎)へぇ。
・すんまへ〜ん。
社長さんはいてはりますやろか?は?社長?社長いうんは…。
え〜っと当主だしたら私だすけど…。
あああんたと違う。
おなごの社長さんや。
ほら石炭の商いしてはるいう…。
はぁ…そうだすか。
(雁助)はぁ?何言うてはりますのや!?この店におなごの社長なんかいてしまへんで。
(2人)へ?ほなお帰りやす。
(大声で)早帰っとくれやす!あ〜あ〜帰してしまいはった。
番頭さん。
あれ奥さんの話聞きに来はったんやありまへんのか?アワワワワ…。
(雁助)ええんだす。
それに何が「あんたと違う」やねんな!八代目に対して失礼にも程がおます。
ええねんで雁助。
ほんまのとこわては八代目になってもう7年もたついうのにお姉さんにはかなわへん。
町のみんなかてほんまのこの店の主はお姉さんや思てはります。
わてももう慣れました!旦さんそんな事あらしまへん。
元気出しとくれやす。
・ただいま戻りました。
おっと帰ってきはりましたがな。
(一同)お帰りやす。
ただいま。
今日はお客様をお連れしましたんやで。
あ…あんた炭坑の支配人の宮部さんやおまへんのかいな!へぇ!ここが大阪一の加野屋さんか…。
へえ〜さすがっちゃね〜!いや〜もうさすが奥さんですたい。
新しい山も皆今んとこ順調に石炭出とります。
奥さんが最初借金してまで山買うち言うた時には危ない橋渡る思ってそりゃもう心配で…。
でもまあさすが奥さんちゃ!結局奥さんの思惑どおりになっとりますけんね。
いいや今のとこだす。
まだ安心はでけしまへん。
いやいや…爆発した山見捨てんとよう復興させたっち周りの山の者もみんな言うとります。
あれは全部奥さんと番頭さん方の…いや加野屋の皆さんのおかげですと!
(新次郎)はぁ〜相変わらずの太鼓持ちや事なぁ。
いや〜本当の事ですけん。
あれだけの事故が起こったら都会の金持ちやったら山投げ出しとりますばい!はぁ投げ出すもんだすか。
うちは山売ってくれはった田様と女の約束交わしてますのやさかい。
わては「山捨てましょ」言いましたけどな…。
わてかてそうだす。
あのころわてら男連中はみんな投げ出したいてほんまのとこ思てましたさかいなぁ。
は?え?そげでしたと!?はぁ〜捨てられんでよかった…!奥さん。
今のわしがあるんも山があるんもぜ〜んぶ奥さんのおかげですきほんにありがとうございます!いいや。
褒めてくれはっても何も出ぇしまへん。
やぁ!てれてますのんか?
(笑い声)おあさ様はこないして大威張りしてはるみたいだすけど褒められる事には慣れてへんのでございます。
せやなぁ。
子どもの頃からおいどたたかれてばっかりやったさかいなぁ。
いやいや…!こげなすごか奥さん褒めんでどげんしますと!炭坑の者は今でん奥さんの事をあがめとります。
おあさ様!もう嫌やうちの話はよろしいさかい!旅のお疲れが出ます。
今晩はどうぞゆっくり休んどくれやす。
あ…あっ!あれま。
あ〜あ〜行ってしもた。
ハハッ!ばってんこれはお世辞でん何でんなか。
ほんなこつすごか奥さんですばい!ん?あっこは奥さんあっての炭坑っちゃ。
今でん岡出しの格好で山入ってきてあん大きな目で見張られたら石掘る量も増えますばい。
そらそうだすやろなぁ。
そしてあさはもう次の事を考えていました
もう寝ましたか?へぇ。
今日もお母様やさちさんがよう遊んでくれはってほんまにありがたい事だすわ。
うんほんまやなぁ…。
旦那様。
ん?大事なご相談がありますのや。
何だす?急に改まって。
へぇ。
加野炭坑はえらい大きなりました。
はぁ…また商いの話だすのか。
そうだす。
うちらが炭坑の立て直しに何年も苦労してる間に大阪にはほんま新しい商いがぎょうさん生まれました。
そやのにその商いが出来ては潰れ出来ては潰れの繰り返しで…。
いいやこないな話はほんまは床でする話ではございまへんのやけど…。
はぁ…しもた。
逃げられた!
(笑い声)待っとくなはれ旦那様!どこ行かはるんだす?へぇ相談やったら明日たんと聞きますさかい。
今日ぐらいは支配人さんに大阪の夜を楽しんでもらわななぁ。
へぇ是非とも!亀助は元気にしてますのんか?へぇそりゃもう!おふゆさんにいいとこ見せようっち気張っちょりますとやが!
(ため息)ほんまにもう…。
また美和さんとこやろか?いいや。
今日は天ぷらかおうどんや言うてましたわ。
そうだすか。
榮三郎さんも行かはりますのか?へぇ。
相談いうのはまた銀行の話だすな?へ…?アハハ!やっぱりそうや。
お金もできてきましたさかいきっとぼちぼちまたそない言いだしはるやろ思てましたんや。
ほんまにもう…頭のええお人だすなぁ。
頭がええってわてがだすか?へぇ頭はええし小さい頃からお商売には熱心やしほんまに榮三郎さんはうちの弟の久太郎とはまるで違て立派やてず〜っとそない思てました。
はぁ…そらどうも。
榮三郎さん。
やっぱり加野屋は銀行になるべきだす。
・ええ銀行作って新しい商い育てる手助けができたら大阪はきっともっと頑張れるはずだす。
加野屋はきっとそないな銀行になれます。
…やなんて。
ほんまはもう一つご相談がありますのやけどまた改めてお話さしとくなはれ。
ほなどうぞお早うお帰りやす。
あさは久しぶりに商法会議所で五代と会いました
はぁお話できてよろしおました。
今は桟橋の会社作りはるために神戸にいてはるて聞いてましたさかいまたしばらくはお会いでけへんて思てました。
こちらこそ。
加野屋さんがいよいよ大阪一のステージに復帰しそうやいう話が聞けて私も元気が出ました。
へぇ。
うちの座右の銘は「七転び八起き」どころか「九転び十起き」だすさかい。
せやけど…ちょっとお疲れなんやございまへんのか?何やお顔の色が悪いようにお見受けします。
それにちょっとお痩せになったみたいで…。
いいや。
元気すぎてやりたい事が次々頭に浮かんできて困ってるぐらいです。
転んでる間もありません。
そうだすか。
そやったらよろしいんだすけど…失礼致しました。
あっせや。
実はびっくりぽんなもの見つけまして!おう。
(ドアが開く音)
(三坂)あっ五代さん。
今津商会の金富さん来たはりますわ。
分かった。
すぐ行く。
すんまへん。
どうぞお行きになっとくなはれ。
いやしかし…。
いいや。
肝心な商いの話は全部さしてもらいました。
これはほんささいな事だすさかい。
またゆっくりと。
そうですか。
どちらかいうたらそのささいな話の方が聞きたかったような気もしますが。
へぇ。
ほんならいつかまたきっと!はい!またいつか。
あ…どうかお体には重々お気を付けてくれはりますように!なんぼお酒がお強いいうても飲み過ぎは…。
ハハハ…。
おおきに!ほんまそうですなぁ。
そやけど…。
もし私が死んだかて五代が作った大阪は残ります。
我々はいつもそないな仕事をせなあきません。
あさの胸に小さな不安が生まれたのでした
2016/01/18(月) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 あさが来た(91)「道を照らす人」[解][字][デ][再]
炭坑を買い進めるあさ(波瑠)は銀行に掛ける思いを榮三郎(桐山照史)に話す。五代(ディーン・フジオカ)を訪ねたあさは、顔色の悪さを心配して…。
詳細情報
番組内容
あさ(波瑠)は、頻繁に九州を訪れ、熱心に炭坑を買い進めていた。そしてあさは、炭坑の支配人の宮部(梶原善)を連れて大阪に帰ってくる。宮部は、あさの炭坑経営の手腕をほめる。ほめられ慣れていないあさは、照れてしまい…。あさは、改めて銀行設立の必要性を当主の榮三郎(桐山照史)に話す。その話を番頭の雁助(山内圭哉)も聞いていて…。五代友厚(ディーン・フジオカ)を訪ねたあさは、顔色が悪いことを心配すると…
出演者
【出演】波瑠,玉木宏,ディーン・フジオカ,三宅弘城,山内圭哉,友近,桐山照史,辻本茂雄,梶原善,【語り】杉浦圭子
原作・脚本
【作】大森美香
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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