トップページ国際ニュース一覧中国習主席 サウジアラビア訪問 国王と会談
ニュース詳細

中国習主席 サウジアラビア訪問 国王と会談
1月20日 8時37分

中国の習近平国家主席は19日、サウジアラビアを訪問して、サルマン国王と会談し、エネルギー分野やインフラ建設、それにテロ対策などで協力を強化することで一致しました。
中国国営の新華社通信によりますと、習近平国家主席は、中東歴訪の最初の訪問国、サウジアラビアに、現地時間の19日午後到着し、サルマン国王の歓迎を受けたあと、首脳会談を行いました。
サウジアラビアは中国にとって原油の最大の輸入相手国で、双方は、こうした協力関係を一段と深めるとともに、下落が続く原油価格を安定化させることが、世界経済にとって重要だという認識で一致しました。
また、中国が提唱する、アジアとヨーロッパをつなぐ経済圏構想「一帯一路」を推進し、サウジアラビアのインフラ建設や産業の高度化などを中国が支援することで合意しました。
さらに両首脳は、イスラム過激派のテロ対策で協力を強化するとしたほか、内戦が続くシリアやイエメンの情勢についても話し合いました。
サウジアラビアは、イランの核開発問題を巡る経済制裁を解除したアメリカに不信感を抱いていて、習主席の訪問はその間隙(かんげき)を突く形となりました。
習主席は続いてエジプトとイランも訪問する予定で、中東情勢の安定化に積極的に貢献する姿勢をアピールし、アメリカとは一線を画した「新しい大国」としての存在感を示すねらいもありそうです。

関連ニュース

k10010378761000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ