芳垣文子
2016年1月21日21時46分
図書館や高齢者施設と同じ建物に公立学校が入る例が増えている。老朽化や学校統廃合を機に、校舎を別の施設とまとめて建て替える複合化が進んでいるためだ。経費節約や世代間交流などの利点がある一方、防犯上の課題なども浮かぶ。
埼玉県志木市の市立志木小学校。2003年の改築で、市立図書館や公民館と同じ建物(地下2階、地上4階)に入った。
平日の午前10時半ごろ、2階の図書館に小学校の児童がやって来る。休み時間を使って、本を借りたり読んだりするためだ。児童は貸し出し事務も手伝う。この日は、5年生の宮澤智大(ちひろ)君が慣れた手つきで、本のバーコードを読み取っていた。
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