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リビア 統一政府の閣僚名簿発表 内戦終結するか
1月20日 6時32分

内戦状態が続く北アフリカのリビアで、対立する2つの勢力が合意した統一政府の閣僚名簿が発表され、今後、新たな政府が発足して、内戦状態の終結に向かうのか注目されます。
北アフリカのリビアは、中東の民主化運動、いわゆる「アラブの春」でカダフィ政権が崩壊したあと、世俗派勢力とイスラム勢力それぞれが政府を立ち上げ、内戦状態に陥っていますが、先月、国連の仲介で、双方が統一政府を作ることで合意しました。
この合意を受けて、19日、双方から選ばれた評議会が新たな政府の閣僚名簿を発表し、今後、名簿の提出を受けた議会が10日以内に承認すれば、正式に統一政府が発足することになっています。
国連のケブラー特別代表は、「リビア国民と評議会に祝意を表したい。議会に対し、すぐに承認するよう説得していく」とする声明を出しました。
しかし、評議会の中で、名簿に反対するメンバーがいたほか、議会の中にも統一政府に反対する議員がいます。
リビアでは、混乱に乗じて、過激派組織IS=イスラミックステートが勢力を広げようとしたり、ヨーロッパに渡る難民の主なルートになったりするなど、地域の不安定化につながる問題も出ていて、今後、新たな政府が発足して、内戦状態の終結に向かうのか注目されます。

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