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中国大使 南シナ海人工島は民間利用と強調1月19日 22時50分
中国の程永華大使は東京都内で講演し、南シナ海で造成している人工島について、医療施設や気象観測などの施設を建設する考えを示し、民間利用が目的だと強調しました。
中国の程永華大使は19日、東京都内で講演し、各国が領有権を主張する南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、中国が人工島を造成していることについて、フィリピンなど一部の国は以前から土木工事を行ってきたと指摘したうえで、中国の主権を守るためだと主張しました。
そして、今月、ファイアリークロス礁の人工島に建設した飛行場で試験飛行を行ったことについては、「国際法に準じて、民間用の飛行機を使ってテスト飛行をした。飛行場などは人命救助に使われる」と説明しました。
また、南シナ海で行っている工事に関連して、程大使は「灯台、海上の救急施設、気象観測、海洋の研究、医療などの施設の整備を行う予定だ」と述べ、飛行場のほかにも施設整備を進めていく考えを改めて強調しました。
南沙諸島を巡っては、中国の軍事拠点化に対する懸念がアメリカなどから出ていて、程大使の発言は、民間利用が目的だと強調することで批判をかわしたいねらいがあるものとみられますが、周辺国の反発や国際社会の懸念の声が強まりそうです。
そして、今月、ファイアリークロス礁の人工島に建設した飛行場で試験飛行を行ったことについては、「国際法に準じて、民間用の飛行機を使ってテスト飛行をした。飛行場などは人命救助に使われる」と説明しました。
また、南シナ海で行っている工事に関連して、程大使は「灯台、海上の救急施設、気象観測、海洋の研究、医療などの施設の整備を行う予定だ」と述べ、飛行場のほかにも施設整備を進めていく考えを改めて強調しました。
南沙諸島を巡っては、中国の軍事拠点化に対する懸念がアメリカなどから出ていて、程大使の発言は、民間利用が目的だと強調することで批判をかわしたいねらいがあるものとみられますが、周辺国の反発や国際社会の懸念の声が強まりそうです。