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ピラミッド調査のデータ解析へ 日本などのチーム1月18日 7時14分
エジプトで、素粒子の一種を利用してピラミッドの内部を透視し、構造を明らかにしようと日本などが進めている調査で、研究チームは、データの収集が順調に進んでいて、近く解析も始めると発表し、今後、世界最大規模で多くの謎が残るクフ王のピラミッドの構造の解明につながるか注目が集まっています。
この調査は、エジプトと日本、フランス、カナダの4か国の研究チームが、ピラミッドの内部の構造を明らかにしようと、去年10月から進めています。
首都カイロの近郊で17日、これまでの調査の中間発表が行われ、名古屋大学の森島邦博特任助教は、「屈折ピラミッド」と呼ばれるピラミッドの内部を素粒子の一種「ミューオン」が通り抜けたことを確認し、データの収集が順調に進んでいることを明らかにしました。
ミューオンには岩などの物質を通り抜ける性質があり、ピラミッドを通り抜けたミューオンを観測することで、レントゲンのように内部の構造を透視できるとされていて、研究チームは近く、収集したデータを日本に持ち帰り、解析も始めるということです。
また、解析が順調に進めば、ことし中には、世界最大規模で多くの謎が残されているクフ王のピラミッドでも調査を行うことにしていて、新たな部屋の発見など構造の解明につながるか注目が集まっています。
研究チームの責任者のハニー・ヘラールさんは会見で、調査の状況について、「詳しい解析が必要だが、最新の技術や科学の力を使い、謎を解き明かしたい」と述べました。
首都カイロの近郊で17日、これまでの調査の中間発表が行われ、名古屋大学の森島邦博特任助教は、「屈折ピラミッド」と呼ばれるピラミッドの内部を素粒子の一種「ミューオン」が通り抜けたことを確認し、データの収集が順調に進んでいることを明らかにしました。
ミューオンには岩などの物質を通り抜ける性質があり、ピラミッドを通り抜けたミューオンを観測することで、レントゲンのように内部の構造を透視できるとされていて、研究チームは近く、収集したデータを日本に持ち帰り、解析も始めるということです。
また、解析が順調に進めば、ことし中には、世界最大規模で多くの謎が残されているクフ王のピラミッドでも調査を行うことにしていて、新たな部屋の発見など構造の解明につながるか注目が集まっています。
研究チームの責任者のハニー・ヘラールさんは会見で、調査の状況について、「詳しい解析が必要だが、最新の技術や科学の力を使い、謎を解き明かしたい」と述べました。