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シリア ISが政府軍兵士など135人殺害1月18日 4時22分
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内戦が続くシリアで、過激派組織IS=イスラミックステートが東部の政府軍の支配地域に激しい攻撃を仕掛け、政府軍の兵士やその家族など少なくとも135人を殺害したうえ、およそ400人の市民を連れ去ったとみられています。
内戦が続くシリアの情報をイギリスを拠点に収集している「シリア人権監視団」によりますと、シリア東部の拠点都市、デリゾールで16日、過激派組織ISが政府軍の支配地域に激しい攻撃を仕掛け、一部の地域を制圧したということです。
そして、政府軍の兵士やその家族など少なくとも135人が殺害されたうえ、およそ400人の市民が、ISが支配する北部のラッカ県などに連れ去られたということです。
ISは、おととし6月に「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言してから先月までの1年半の間に、シリアで2000人余りの市民を処刑したとされていて、「シリア人権監視団」は、今回連れ去られた人たちも殺害されるおそれがあると懸念を示しています。
ISは、アメリカ主導の有志連合や、アサド政権を支援するロシアなどの空爆を受けて、シリアでの支配地域を減らしていて、デリゾールへの攻撃には劣勢を挽回するねらいがあるとみられます。
そして、政府軍の兵士やその家族など少なくとも135人が殺害されたうえ、およそ400人の市民が、ISが支配する北部のラッカ県などに連れ去られたということです。
ISは、おととし6月に「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言してから先月までの1年半の間に、シリアで2000人余りの市民を処刑したとされていて、「シリア人権監視団」は、今回連れ去られた人たちも殺害されるおそれがあると懸念を示しています。
ISは、アメリカ主導の有志連合や、アサド政権を支援するロシアなどの空爆を受けて、シリアでの支配地域を減らしていて、デリゾールへの攻撃には劣勢を挽回するねらいがあるとみられます。