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米国務長官「イランに拘束の5人が釈放」
1月17日 8時57分

米国務長官「イランに拘束の5人が釈放」
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アメリカのケリー国務長官は16日、イラン司法当局がアメリカの新聞記者などイラン国内で有罪判決を受けた5人を釈放したと明らかにし、核開発問題を巡る最終合意の履行に合わせて、アメリカとの懸案の解消を図るイラン側の思惑も背景にあるものとみられます。
アメリカのケリー国務長官は16日、ウィーンで行った記者会見で、「イランに拘束されていたアメリカ人5人が釈放された」と明らかにしました。
この5人にはイランとアメリカ、双方の国籍をもち、去年1月、スパイの罪などで訴追され有罪判決が出されたアメリカの「ワシントン・ポスト」紙のテヘラン支局長や、2011年に拘束されたアメリカ海兵隊の元隊員が含まれているということで、アメリカ政府が非難声明を出して早期の釈放を求めていました。
一方、アメリカ側もイラン人の被告など7人について恩赦を与えたということです。
オーストリアのウィーンでは、イランの核開発問題を巡る最終合意の履行が発表され、ケリー長官は最終合意と今回の釈放は直接関係がないとする一方で、「核開発問題の交渉を行うなかで、イラン側との外交のチャンネルを使って、釈放の交渉も加速できたことは疑う余地がない」と述べ、イランとの直接交渉が実現できた成果だと指摘しました。
また、イランの司法当局は「体制の利益のためだ」としており、最終合意の履行に合わせて、アメリカとの懸案の解消を図る、イラン側の思惑も背景にあるものとみられます。

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