ニュース詳細
【台湾総統選】米政府「中台関係の安定が利益」1月17日 0時15分
台湾の総統選挙で民進党の蔡英文氏が勝利したことについて、アメリカ国務省のカービー報道官は16日、声明を出し、「蔡氏の勝利と台湾の人々が民主的な制度を通して、平和的に政権の委譲を実現することを祝福する」としています。そして、「アメリカと台湾の人々にとって、中台関係の平和と安定が続くことは重要な利益だ」と指摘したうえで、「蔡氏や台湾の各政党の指導者たちと共通の利益を前進させるため、ともに仕事をしていくことを楽しみにしている」としています。
声明は最後に、これまで8年間、総統を務めてきた馬英九総統について、「アメリカとの協力を発展させるとともに、中台関係を具体的な政策によって改善した馬氏の努力を賞賛する」としています。そのうえで、「馬英九氏の政権から次の政権へ建設的な政権委譲が行われ、地域の平和と安定を促進させることを希望する」として、中国に対する政策では、蔡氏は地域の安定を最優先に考えるべきだというアメリカの立場を強調しています。