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政治

韓国外交部が「慰安婦合意Q&A」 サイトで公開

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部が旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓日合意について、合意の意味や議論になっている争点をまとめ13項目のQ&A形式の資料としてウェブサイトに公開したことが20日、確認された。韓日間の合意文全文をホームページに掲示したことはあるが、説明や反論を添えた資料を載せるのは初めて。合意の無効を訴える集会などが続くことを受け、積極的な対応に乗り出したとみられる。

 外交部はソウル・日本大使館前の慰安婦被害者を象徴する「少女像」の移転を条件に日本側から10億円を受け取るという一部の主張に対し、10億円と少女像の移転問題は関係がないとした上で「全く事実ではない」と反論した。

 慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」については、合意の内容と基本精神が守られるという前提の下、両国政府が確認した文言とした上で「不可逆的という表現は日本が今後、合意を覆したり、合意に逆行する言動をしたりしてはならないという意味を内包している」と説明した。

 さらに日本政府が表明した旧日本軍の関与認定や責任表明、安倍首相の公開・公式謝罪と反省表明、日本政府の予算拠出などが今後もしっかりと実践されなければならないとし、それが今回の合意の基本精神だと強調した。

 慰安婦問題に対し、国連など国際社会で互いに非難、批判を控えるとしたことについては「合意の誠実な履行を前提に、政府レベルで限定してなされた約束」と説明。その上で「政府は戦時における性暴力など普遍的価値としての女性の人権を保護し、増進するための国際社会の議論には今後も続けて積極的に参加する」との立場を表明した。

 韓日合意については、慰安婦被害者が高齢であることに言及した上で「切迫した心情で歴代のどの政権よりも集中的で多角的な努力を尽くし、被害者と被害団体の要求を最大限反映しようと考え、今回の合意で日本政府が初めて責任を表明し、首相の謝罪・反省表明などによりそれが反映された」と説明した。

 しかし、同資料の内容は韓国政府のこれまでの説明を繰り返しているだけとして、慰安婦被害者や関連団体の反発を和らげるには不十分との指摘が出ている。

yugiri@yna.co.kr