きょう未明から雪になった首都圏では。
通勤時間帯ですけれども、駅前、このように真っ白になっています。
あっ、今、滑ってる人もいましたね。
東京都心では、積雪が一時、6センチに。
雪は雨に変わりましたが。
京王線の千歳烏山駅前なんですが、これ、どうなっているんでしょうか、もう人があふれていまして、中へ進むことができません。
駅への入場制限は、首都圏のほかの駅でも相次ぎました。
関東地方に雪を降らせた南岸低気圧は、急速に発達しながら、その後、東北、あすには北海道付近へ。
札幌管区気象台は会見して、警戒を呼びかけました。
ところで、強風の影響は本州と四国を結ぶ瀬戸大橋にも。
乗客およそ160人が乗った快速列車が、強風のため、午後6時過ぎに橋の上で運転できなくなりました。
橋の上で立往生して、2時間半近く。
列車は今夜8時半ごろ、運転を再開しました。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
きょうの雪、首都圏の交通などが大混乱しました。
きょうは学校や会社に間に合わなかったという人も少なくなかったのではないでしょうか。
鉄道の駅で、入場制限が相次ぎ、ホームに入れない人が長い列を作りました。
あちら、あっ、新宿行きのホームなんですけれども、もう人であふれ返っています。
スペースがほとんどもうありません。
駅とは逆の方向に向かう人も。
列に並ぶんですか?
この人の列、ずっと続いています。
どこまで続いているんでしょうか。
まだ人の列は途切れていません。
あっ、ここ、曲がった先も、まだ列が出来ています。
最後尾の会社員の女性は。
なぜ、こうした事態になったのでしょうか。
京王電鉄によりますと、主な原因は、朝のラッシュ時間帯の運行本数を、大幅に減らさざるをえなかったことでした。
理由として京王電鉄が挙げたのが。
その一つが、こちらの車両基地にありました。
雪の影響で架線が切れ、電車が出発できなくなってしまったのです。
さらに、安全対策として、間引き運転をしたこともあります。
雪による思わぬトラブルの発生や、トラブルが駅と駅の間で起きて、乗客が混雑する車内に閉じ込められる事態を避けるためでした。
その結果、少ない電車に、人が殺到したのです。
この雪により、各地でけがをした人が相次いでいます。
車がぶつかり、電柱が根こそぎ倒れています。
栃木県下野市では、乗用車がスリップして電柱にぶつかり、運転していた男性が軽いけがをしました。
各地の消防などによりますと、関東地方では雪や強風で転倒するなどして、206人がけがをしています。
今回、関東地方に雪が降った理由は、本州の南岸を通過する低気圧と寒気の流れ込みが重なったためです。
このあと、低気圧は三陸沖に進み、北日本や北陸のほか、西日本の日本海側を中心に、雷を伴って非常に強い風が吹き、雪を伴って非常に強い風が吹き、猛吹雪となるおそれがあります。
低気圧の接近が予想される北海道では。
3年前の3月、低気圧が急速に発達して、東部などで猛吹雪になりました。
湧別町では、車が立往生して、避難しようとした親子が動けなくなり、父親が娘をかばうようにして亡くなるなど、北海道東部で合わせて9人が亡くなりました。
予想されるあすの最大風速です。
いずれも海上を中心に、北海道で28メートル、東北、北陸、近畿、それに中国地方で25メートル、関東や伊豆諸島、東海、それに四国で23メートルなどと予想され、最大瞬間風速は30メートルから40メートルに達する見込みです。
また今夜以降、北日本や北陸を中心に、大雪となる見通しです。
あすの夕方までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多い所で、北海道と北陸で100センチ、東北と岐阜県で70センチ、中国地方で50センチなどと予想されていて、太平洋側でも雪が積もる所がある見込みです。
雪はその後も降り続き、あすの夕方からあさっての夕方にかけて降る雪の量は、いずれも多い所で、北海道で120センチから100センチ、北陸と近畿北部で100センチから80センチ、関東北部と長野県で70センチから50センチ、東北と中国地方で60センチから40センチなどと予想されています。
大荒れの天気、今後の見通しは。
この低気圧、あすにかけて、さらに発達する見通しなんです。
あすには北海道の南東の海上で、960ヘクトパスカルまで下がります。
あさってにかけて、あまり位置を変えることなく居座りますので、北海道を中心に北日本では猛吹雪に警戒が必要です。
3年前に、北海道に暴風雪の被害をもたらした低気圧は、968ヘクトパスカルまで下がりました。
今回は、これよりも気圧が低く、発達をしていきます。
つまり、北海道の陸地に近い所を進んでいきますので、これ以上にさらなる大きな被害につながるおそれがあります。
当時の様子です。
北海道の東部では、最大瞬間風速が30メートルから35メートルと、猛烈な風が吹きまして、猛吹雪となりました。
暴風雪のときには、絶対に外には出ないでください。
北日本や北陸だけではなくて、全国的に暴風や高波に警戒が必要です。
そして雪にも警戒をしてください。
あす以降の予想を見ると、あすは、京都や福岡でも雪となりまして、あさっては、名古屋でも雪となりそうなんですね。
ふだん、雪の少ない所でも、今週は雪の量が多くなる所がありそうです。
そして日本海側では今週いっぱい、しばらく雪には警戒が必要です。
あすも雪や冷え込みには注意が必要ということですね。
首都圏などでも、冷え込みで朝は道が凍って滑りやすくなっているおそれもありますから、あしたも時間に余裕を持ってお出かけください。
大荒れの天気については、このあとの気象コーナーでも、詳しくお伝えします。
次は、先週金曜日、長野県で起きたスキーツアーのバス事故についてです。
事故はなぜ起きたのか。
運転手の同僚への取材などから、その背景が明らかになってきました。
12人の大学生の命が奪われたバス事故。
悲しみは広がっています。
大阪・吹田市の斎場では、田原寛さんの通夜が今夜、営まれました。
田原さんの笑顔の写真。
田原さんの父親が同級生たちに、心の友として忘れないでほしいと話したということです。
では、事故の発生直後から、現地で取材に当たった児林リポーターとお伝えしていきます。
なぜ事故が起きたのかという思いが本当に拭えないんですが、改めて、どのような事故だったんでしょうか?
事故の現場から少し見ていきましょう。
事故現場の100メートルほど手前のガードレールには、そちらですけれども、車体をガードレールにこすったような跡がありました。
さらに、現場付近の路面なんですけれども、片方の右側のタイヤの跡、バスはガードレールに接触して、急ブレーキをかけて転落したと見られています。
これは運転ミスがあったということなんでしょうか?
警察は、そのように見ています。
当時、バスを運転していたのが、こちらです。
土屋廣運転手です。
この土屋運転手、大型バスの運転に慣れていなかったことが、同僚の話から明らかになってきました。
土屋運転手は、前の勤務先によりますと、比較的、小型のバスを使った、冠婚葬祭の送迎などが中心だったということです。
今回のような、全長12メートルの大型バスを運転した経験は少なく、事故を起こしたのは、4回目の業務でした。
しかし、それでも会社側には、採用せざるをえない事情があったといいます。
平成24年に、関越自動車道で乗客7人が死亡した事故。
これを受けて、夜間、距離が400キロを超える場合は、原則、交代の運転手と2人で乗務することが義務づけられたのです。
会社側は、運転手不足に陥っていた。
同僚は、こう証言します。
今の証言、聞いていると、バスには全長9メートルとか、12メートルというものがあって、この土屋運転手は、12メートルの大型バスの運転には慣れていなかったけれども、それでも運転手が足りなくて、現場に出なければ、仕事が回らないという実態があったということなんですね。
そうですね、そうした状況の中で運行していたというわけなんですが、次の疑問点として浮かぶのは、なぜツアー会社が示した行程表とは異なるルートを通っていたのかという点です。
行程表では、上信越自動車道を通って、目的地へと向かうというルートでした。
しかし実際には、この黄色い線ですね。
国道18号線碓氷バイパスを通っている中で、事故を起こしています。
これ、事故発生当時からの大きな疑問でしたよね。
そうですね。
その点について、会社の同僚は、ある程度、難易度が低い峠だとして、一緒にバスに乗っていた勝原恵造運転手が、土屋運転手に、運転を慣れさせようとしていたのではないかと話しています。
人手不足の中、少しでも早く慣れてもらおうと、事故現場を走らせた可能性もあるという同僚の証言。
事故を起こした運転手が大型バスの運転に不慣れだったと見られることについて、会社側は。
これ、慣れさせるために運転をさせて、その結果、事故に遭ったとしたら、もうとんでもない話で、本当に憤りを感じるんですけれども、これ、運転手が不慣れな中で、事故の直接的な原因については、どこまで分かっているんですか?
その点については、こちらです。
速度が出過ぎていたのではないかという指摘もあるんです。
警察は、車体の激しい損傷や、路面にタイヤの跡が10メートル以上にわたって残っていることから、バスは、制限速度の時速50キロを超えて走行し、制御を失って転落した疑いが強いと見て、あす、車体を検証し、直前の運転の状況を詳しく調べることにしています。
速度を超えて、スピードが出過ぎていたというのであれば、それもなぜなのかという疑問が残りますよね。
そうですね、いずれにしても不慣れな運転手にね、人の命を預ける会社側の姿勢も、これ、厳しく問われるべきだと思います。
続いて、台湾の総統選挙です。
民進党の蔡英文氏が圧勝して、初めて女性の総統が誕生することになりました。
今回の選挙では、中国とは一定の距離を置くべきだという、台湾の人たちの民意が示されました。
中国と台湾の関係は、どこに向かうのでしょうか。
今、蔡英文氏がやって来ました。
支持者に勝利を報告し、感謝をするため、支持者の前に姿を現しました。
8年ぶりの政権交代、そして初めての女性総統の誕生に、若い支持者たちは、すさまじい歓声で、その喜びを表現しています。
おととい行われた台湾の総統選挙。
民進党の蔡英文氏が、与党・国民党の候補に大差をつけて圧勝し、同時に行われた議会選挙でも、民進党が初めて、単独過半数の議席を獲得しました。
歴史的な政権交代に市民は。
総統選から2日、蔡氏はきょう、台湾を訪問したアメリカの前国務副長官と会談。
新政権が、平和と安定を維持する責任を負うと述べ、中国との関係悪化は望まない考えを示しました。
中国との関係について、あくまで現状維持を強調する蔡氏。
それでも、台湾の経済界からは、懸念の声が出ています。
金属部品を製造する会社を経営する、廖萬隆さんです。
20年余り前に、原料の鉱石が産出される大陸に進出。
今では大陸に6か所以上工場を持っています。
これはすごい写真ですね。
これ、習近平国家主席ですよね。
習近平国家主席とも古くからの知り合いだという廖さん。
6年前に国民党政権が結んだ、中国との経済協力枠組み協定を追い風に、さらに中国での事業を拡大。
年間の売り上げは、およそ2400億円に上っています。
独立志向が強いとされてきた民進党への政権交代で、中国との関係が不安定になることを懸念しています。
一方、今回の台湾の選挙結果を受け、中国は。
台湾の専門家は、今後、蔡氏が党内をどれだけまとめられるかが、今後の対中政策を左右すると指摘しています。
一方、日本との関係について、蔡氏は。
対日関係を重視する姿勢を示しています。
安倍総理大臣は。
東アジアの経済に詳しい専門家は、中国への経済依存度を下げたい蔡氏にとって、日本との関係が重要になると分析しています。
その上で、重要となるのは、あくまで良好な台湾と中国の関係だと強調しています。
先週金曜日、現地からの中継で、河野さんは、勝ちぶりに注目したいということでしたけど、どうでしたか?結果を聞いて。
勝利は確実だと思ったんですけれども、ここまで勝つとはね、正直ちょっと、驚きでしたね。
予想してた以上ということですか?
以上。
ええ。
それでこれ、実は蔡英文さんの選対本部で買ってきたグッズなんですけれども、これ、どっちかっていうと、普通のかわいらしい女性という感じのね、イメージを売りにしているのがよく分かりますけど、実際、蔡英文さんの様子を見てると、演説も、それから身のこなしなんかを見てもね、どちらかというと、地味な学者タイプというような印象なんですね。
決してカリスマ性を感じさせる指導者には見えないという感じなんですね。
それがひょっとしたら、かえってね、若い人たちの信頼を勝ちえたと、既存の、いわゆる政治家とは違うという意味でね、そうだったのかもしれないんですけれども、中国との経済協定を巡って、反発してきた学生たちを説得できるのかどうかというところが、期待が高かった分ね、失望させたときの反動も大きいということも考えると、そこに一つの課題を感じたんですね。
もう一つ、大きな課題だと、私が思うのは、これ、一つの中国という考え方への対応ですね。
中国政府は、この原則の受け入れを求めてるんですけれども、独立志向の強い、民進党のほうはね、これ、認めていないんですよね。
ですから、蔡氏が中台関係について、現在は現状維持という表現しかしてないんですけれどもね、いずれはこの一つの中国の問題になんらかの立場を示すということ、そういう局面も出てくるかもしれませんから、その際に、中国が強く反発するということになりますと、中台関係、それから台湾海峡が再び緊張するということもありえます。
そうなると、日本も影響を避けられないので、注意深く見ていく必要があると思います。
その台湾との関係が注目される中国ですが、中国が主導するAIIB・アジアインフラ投資銀行が開業しました。
中国のねらいはどこにあるのでしょうか。
けさの中国のニュースでも大きく取り上げられたAIIB。
開業記念式典に出席したのは、銀行に参加する57か国の閣僚級の代表らです。
AIIBは、圧倒的に足りないとされる、アジアのインフラ建設の資金を提供することで、途上国の成長を支援するとしています。
最大の特徴は、中国の影響力を大きく受けている点です。
初代の総裁は中国から。
出資割合も中国が30%を占めています。
日本が中心的な役割を果たしているADB・アジア開発銀行では、出資の割合が、日本とアメリカが、それぞれ15%となっているのに対し、中国の割合が際立っています。
中国のねらいは。
AIIBに強い期待を寄せているのが、中国の鉄鋼業界です。
鋼材を作り過ぎて売れない生産過剰の問題に苦しんでいるからです。
中国では、鉄鋼製品の元となる粗鋼の年間生産量が、日本の7倍以上に当たる8億トン余り。
しかし、不動産市場の低迷などから、需要が落ち込み、在庫が急激に増えています。
鉄道の車両や、発電所の資材として使う鋼材を製造する、大手加工メーカーです。
去年は35億円の赤字となりました。
そこで目を付けたのが、AIIBで掘り起こされる、国外でのインフラ需要です。
国内で余った在庫を輸出に回せば、大きなビジネスチャンスになると考えています。
今月、AIIBの開業を前に開かれた経営会議で、高い目標が掲げられました。
このメーカーでは、今後10年で、鉄鋼製品全体の売り上げを10倍にする計画です。
中国経済の減速が鮮明になる中、AIIBが業績回復の鍵を握ると見ています。
ヨーロッパでは、AIIBに参加する国が相次いでいます。
去年3月、G7・先進7か国で、初めて参加表明をしたイギリス。
そのねらいの一つは、中国と関係を強化し、中国の政府や企業の資金を、国内のインフラ整備などに呼び込むことです。
イギリスでは、原子力発電所の建設計画に中国が出資することで合意するなど、チャイナマネーの存在感が高まっているからです。
さらに、旧ソビエトや東ヨーロッパの国々などを支援する、ヨーロッパ復興開発銀行は、先月、新たな加盟国として中国を承認。
AIIBと連携することで、ヨーロッパ側にとってもメリットがある経済開発を、共に進めることができると期待しています。
これに対し、日本とアメリカは、銀行がガバナンスを含め、国際金融機関にふさわしい基準を満たすか、注視するなどとして、AIIBに参加していません。
経済界からは、AIIBに参加すべきとの声が。
一方、中国主導のAIIBに参加することが、日本の国益につながるか、慎重に見極めるべきだとの指摘も。
政府は、アジアでの膨大なインフラ需要に応える資金を供給するという点では評価できるとしていますが、参加するかどうかについては、当面の運営状況などを見極めて判断することにしています。
AIIBは、年内には資金提供を開始できるよう、今後、投資や融資を行う事業を選定していくことになっています。
国際的な開発金融機関として、透明で公正な運営ができるか、そこがまず試金石となります。
続いてトゥデーズウオッチです。
カレー専門店を展開する、壱番屋の冷凍のカツが横流しされた問題。
廃棄物処理業者、ダイコーが、廃棄物と知りながら横流ししたと認めていることが分かりました。
今回の問題では、ダイコーが廃棄物処理法違反の疑いで、警察の捜索を受けました。
ダイコーの会長の弁護士によりますと、会長は、警察の任意の事情聴取を受け、その中で、冷凍のビーフカツが廃棄物であることを知りながら、食品関連会社、みのりフーズに横流ししたと認めているということです。
一方、みのりフーズは、壱番屋以外の食品も転売し、一部は賞味期限が切れていると認識していたことを明らかにしました。
ことし11月の大統領選挙に向け、NBCテレビが主催した民主党の討論会。
クリントン前国務長官と、サンダース上院議員が、銃規制などを巡って応酬しました。
民主党内でクリントン氏は、全米規模の世論調査では、支持率でトップを維持していますが、中西部アイオワ州では、サンダース氏に逆転された調査もあり、接戦も予想されています。
キーワードはこちら、ガチンコ勝負。
何がなんでも今の優勢を死守したいクリントン氏。
8年前の大統領選挙の候補者選びでは、早くから本命といわれたクリントン氏は、初戦のアイオワ州で、オバマ大統領に負けたことで失速し、指名獲得を逃した苦い経験があります。
それだけに、討論会には強い危機感を持って臨みました。
候補者選びが始まるアイオワ州での党員集会まで2週間。
8年前の悪夢は、二度と繰り返したくない。
アイオワで勝利して、勢いに乗るため、論戦は激しさを増しています。
拉致被害者の家族が、北朝鮮の人権状況の調査を担当している、国連の責任者と面会。
核問題に注目が集まる中、拉致問題も置き去りにすることなく、解決を目指してほしいと求めました。
家族が面会したのは、北朝鮮の人権問題を担当する、国連のマルズキ・ダルスマン特別報告者です。
ダルスマン氏は、岸田外務大臣とも会談。
岸田大臣は、政府として、国連の人権理事会に提出される報告書の作成にも協力していきたいという考えを伝えました。
熊本市にある血液製剤などのメーカー、化血研。
国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的に隠蔽を続けていた問題で、業務停止処分を受け、きょうから一部の薬の販売などができなくなりました。
けさ、化血研・化学及血清療法研究所の本社に、厚生労働省の職員が入り、血液製剤などの製造ラインなどが使用できないよう、封鎖しました。
業務停止は、処分の期間としてはこれまでで最も長い110日間で、きょうから一部の薬の製造や販売ができなくなります。
化血研は、今回の処分を重く受け止め、深く反省し、再出発できるよう、組織体制を見直していきたいと話しています。
国会は、参議院予算委員会で論戦が繰り広げられました。
安倍総理大臣は、憲法改正の必要性などについては、おおさか維新の会などとも思いを共有しているという認識を示しました。
きょうの参議院予算委員会の基本的質疑。
公明党は、安全保障関連法について質問しました。
共産党は、来年4月の消費税率10%への引き上げについて質問。
維新の党は、TPPが薬価に与える影響について。
おおさか維新の会は、憲法改正について。
参議院予算委員会は、質疑のあと、理事懇談会を開き、あす午後、今年度の補正予算案の締めくくりの質疑と、採決を行うことで与野党が合意しました。
補正予算案は、あすの委員会で可決され、あさってにも成立する見通しです。
ニュースを続けます。
いわゆるブラックバイトの問題で、和解です。
去年11月、仙台市の大学生が、アルバイトをしていた飲食店の経営者に対して、7か月分の給料が未払いのうえ、最大で連続およそ40日の勤務が組まれ、学業に支障が出たなどとして、未払い分の給料や慰謝料など、合わせて210万円の支払いを求めて、労働審判を申し立てていた問題で、飲食店の経営者が200万円を支払うことで和解したことが分かりました。
弁護士によりますと、大学生は、これを機に、ブラックバイトがなくなればと話しているということです。
都内の大手予備校です。
大学入試センター試験から一夜明け、受験生たちが記入しているのは、自己採点の結果です。
この予備校が集める採点結果は、45万人以上。
センター試験を受験した人の8割以上に当たります。
自己採点の結果はコンピューターで分析されて、あさってには志望校ごとの順位などが無料で提供されます。
多くの受験生がこうしたデータをもとに、2次試験の出願を決めていて、大学受験が予備校頼りとなっている一面が見えてきます。
冬のオリンピックでの活躍を目指します。
東京・大田区の町工場のグループが開発した競技用のそり、下町ボブスレー。
南国ジャマイカの代表チームに採用されることになり、記者会見が地元、大田区で開かれました。
週明けのきょうの東京株式市場。
15日の欧米の株式市場で、株価が大幅に下落した流れを受けて、取り引き開始直後から全面安の展開となり、終値としてはおよそ3か月半ぶりに、1万7000円を割り込みました。
年明けからの下落幅は、きょうで2000円を超えました。
中国経済の減速や原油価格の下落などで、投資家の間に世界経済の先行きに対する懸念が広がり、リスクを避ける姿勢が一段と強まっています。
去年2月、札幌市にある飲食店、札幌かに本家の重さ25キロの看板の部品が落下し、頭に当たった女性が、今も意識不明となっている事故で、警察は、副店長を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、事故の2時間余り前に、別の部品が落下しているのを通行人が見つけ、店側に知らせていたということで、警察は、副店長が危険性を認識しながら、安全対策を怠ったとしています。
札幌かに本家の代理人の弁護士は、副店長は、最初に落下した部品が看板のものだとは気付かなかった。
看板の設置工事がずさんだったことが原因で、副店長に過失はないとしています。
続いて気象情報、このあとの雪の見通しを中心に井田さんです。
あすにかけても暴風雪に警戒が必要です。
こちらは北海道函館市内の今の様子です。
現在の積雪は40センチ。
東からの風6.6メートルを観測しています。
このあと、さらに低気圧は発達をしまして、北日本や北陸、そして西日本の日本海側でも暴風雪となる所がありそうです。
では、このあとの風の見通しを見ていきましょう。
このあと、北海道から西日本にかけて、赤い表示、平均でも20メートル以上の非常に強い風が予想されています。
あすの夜にかけて予想されています。
最大瞬間風速は、北海道で40メートル、東北から中国、四国で35メートル、九州の北部では30メートルです。
ここに雪を伴いますと、猛吹雪となる所がありそうです。
その雪の予想です。
紫は雪が強まる所を示しています。
このあとあすにかけて、北日本、そして北陸から西日本の日本海側で雪が続きまして、九州から近畿地方の太平洋側でも雪の所がありそうです。
北陸や東北、北海道などで、雪の強まる所があるでしょう。
その雪の量です。
北海道や北陸では、100センチ、1メートルを予想しています。
東北や東海地方で70センチ、関東北部や甲信地方、近畿や中国、四国で30から50センチ、そして九州でも10センチから20センチ、多い所で予想されています。
これ、あすには終わらずに、あすからあさってにかけて、さらに北海道では1メートルから1メートル20センチ、記録的な雪となる所がありそうです。
北陸や近畿地方でも、80センチから1メートルと、さらに予想されています。
暴風雪の予想される時間帯は、外に出ないようにしてください。
また停電への備えも必要です。
では、あすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは北海道の東海上に低気圧が進みます。
中心の気圧は960ヘクトパスカルです。
この発達した低気圧の影響で、北日本や北陸、そして西日本の日本海側でも猛吹雪となる所がありそうです。
全国的に風が強まりまして、海上では大しけとなりそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
僕ら、やってる苦しい試合というのは、見てるほうは、絶対楽しいと思うので。
イエーイ!どう?俺のフォーム。
なかなかいいフォームでしょう?そんなことない?
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
テニスの四大大会の初戦、全豪オープンが開幕。
錦織圭選手が、絶好のスタートを切りました。
いい準備ができたと錦織。
四大大会初制覇への戦いが始まりました。
初戦の相手は、世界34位のコールシュライバーです。
錦織、サーブが好調でした。
いいサーブですね。
サービスエース来ました。
強い相手に集中したと錦織。
サーブから主導権を握ります。
このプレーもサーブから。
技ありのボレーでファンを沸かせました。
錦織、初戦はストレート勝ちです。
また女子シングルスでは、奈良くるみ選手がストレート勝ち。
この大会、2年ぶりの2回戦進出です。
いやいや、河野さん、声出てましたね?
錦織君、いい試合でしたね。
あのボレーよかった。
すごかった、決まって気持ちよかったですね。
2回戦も、この調子でいってほしいですね。
さあ、続いては、大相撲初場所9日目です。
勝ちっ放しの横綱・白鵬は、関脇の栃煌山と。
先場所は猫だましを見せて、ファンを驚かせましたけれども、きょうも立ち合いの動きに、国技館がどよめきました。
白鵬は今場所も8連勝で後半戦へ。
栃煌山は力はあるが、もろさもあると、きょうも作戦を立てていました。
きょうは右手を出しにいった。
白鵬の勝ち。
右手を出して、体をかわしました。
手を出した瞬間、勝負があったと白鵬。
突進してくる栃煌山を、ひらりとかわす展開は、先場所と同じでした。
栃煌山は、何かやってくると思ったけど、体が前のめりになり過ぎたと、ぶ然とした表情。
白鵬は、力比べじゃないんだから、頭を使わないとと、涼しい顔でした。
もう一人、勝ちっ放しなのが大関・琴奨菊。
初日から8連勝は1年半ぶりです。
きょうは体の大きな魁聖と対戦しました。
琴奨菊は馬力を生かして、前に出る相撲が光っています。
きょうも踏み込みがいい琴奨菊。
一気に攻め切りました。
問題なし、9連勝。
下からしっかり当たれたと、琴奨菊。
大きな相手を低い重心で寄り立て、快勝でした。
自己最高に並ぶ9連勝に、この流れのままいきたいと、気を引き締めていました。
誉富士は負け越し。
高安は対戦成績で分が悪い豪風に敗れ、2敗目です。
隠岐の海も敗れて、平幕の1敗はいなくなりました。
逸ノ城は負け越し。
宝富士は4連敗のあと、5連勝です。
大関・稀勢の里は完敗で4敗目。
横綱・日馬富士は1敗を守りました。
力強い琴奨菊、あすは横綱・鶴竜です。
全勝を守れるでしょうか。
野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる野球殿堂に、新たに5人が選ばれました。
殿堂入りしたのは、巨人の中心投手として活躍した斎藤雅樹氏、ソフトバンク監督の工藤公康氏など、5人です。
斎藤氏は現役時代、独特のサイドスローから通算180勝を挙げ、沢村賞を3回受賞。
今シーズンから、巨人の2軍監督を務めます。
山中正竹氏も殿堂入りです。
東京六大学野球での通算48勝は、今も破られていない記録です。
バルセロナオリンピックでは、日本代表監督を務め、チームを銅メダルに導きました。
ラグビーのトップリーグ。
今月24日の決勝は、3連覇を狙うパナソニックと、6シーズンぶりの優勝を目指す東芝が対戦します。
両チームのキャプテンが意気込みを述べました。
ワールドカップで活躍した日本代表を5人ずつ擁する両チーム。
3連覇を狙うパナソニック。
堅いディフェンスからの速攻が持ち味です。
一方の東芝。
スクラムなど、フォワードのセットプレーを強みに勝ち上がってきました。
先月に対戦した際は引き分け。
決着をつけるにはふさわしい舞台が整いました。
決勝は今月24日。
東京の秩父宮ラグビー場で行われます。
サッカー女子のなでしこジャパン。
来月のオリンピック最終予選に向け、ことし最初の合宿をスタートしました。
沖縄・石垣島での合宿。
首都圏の大雪の影響で、一部の選手の到着が遅れたため、初日は室内練習場での軽めのメニューでした。
来月からのアジア最終予選で、オリンピック出場権獲得を目指すなでしこジャパン。
長年、大黒柱として引っ張ってきた澤穂希さんが先月、引退した中、攻守にわたって新たなチーム作りが急がれます。
33歳、最年長となった安藤選手。
けがからおよそ半年ぶりに復帰しました。
エースの大儀見選手。
そしてキャプテンの宮間選手。
この3人が中心となっていきます。
お伝えしていますように、急速に発達する低気圧の影響で、北日本などで猛吹雪となるおそれがあります。
こちらは、現在の青森市の様子です。
ふぶいています。
吹雪で、画面一面真っ白です。
そして見通しも非常に悪くなっています。
あすの最大風速は、いずれも海上を中心に、北海道で28メートル、東北、北陸、近畿、それに中国地方で25メートルなどと予想され、最大瞬間風速は、30メートルから40メートルに達する見込みです。
あすの夕方までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多い所で、北海道と北陸で100センチ、東北と岐阜県で70センチ、中国地方で50センチなどと予想されていて、太平洋側でも雪が積もる所がある見込みです。
雪はそのあとも降り続くため、あすの夕方からあさっての夕方にかけて降る雪の量は、いずれも多い所で、北海道で120センチから100センチ、北陸と近畿北部で100センチから80センチなどと予想されています。
2016/01/18(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽都心の雪で首都圏の鉄道大混乱▽スキーバスの事故で新証言[二][字]
都心の雪で首都圏の鉄道が大混乱・あすにかけ北日本など広い範囲で猛吹雪▽スキーバス事故はなぜ起きた・運転手の同僚が新証言▽初の女性総統・台湾総統選挙を現地リポート
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
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