免停中にマイカー通勤9カ月…45歳神戸市立中の女性教諭を停職6カ月 バイクに追突して発覚
計270日間の運転免許停止期間中、ほぼ毎日のように軽乗用車で通勤を繰り返したとして、神戸市教育委員会は21日、市立井吹台中学校(西区)の女性教諭(45)を停職6カ月の懲戒処分にした。
女性教諭は同日付で依願退職した。教諭は過去に速度違反や信号無視なども重ねていたという。
市教委によると、教諭は平成25年6月、スピード違反で摘発され、それまでの違反と合わせて60日間の免許停止の処分を受けた。26年中には信号無視と一時不停止の違反をして再び60日間の免停。さらに27年7月、交差点で無理な追い越しをしてミニバイクを転倒させたことで、150日間の免停となった。
教諭はこの間もほぼ毎日マイカー通勤をしたり、私用で車に乗ったりしていたといい、免停期間中の昨年11月、バイクへの追突事故を起こし、自己申告して発覚した。女性教諭は市教委の調べに「車がないと生活が難しかった」と説明したという。
また、市教委は21日、ゴルフ場などで万引を繰り返したとして、同市立青陽西養護学校(垂水区)の男性教諭(56)を停職3カ月の懲戒処分にした。男性教諭も同日依願退職した。
男性教諭は昨年10月、兵庫県姫路市のゴルフ場の売店で衣服3点を盗んだとして姫路署に窃盗容疑で逮捕され、罰金40万円の略式命令を受けた。市教委の調べに「2年前から20〜30回、窃盗をやった」と説明しているという。