Nスタ ニューズアイ 2016.01.20


緩やかなカーブを大型バスが猛スピードで通り過ぎる。
この映像をとらえたのは事故現場から250m離れた国土交通省の監視カメラ。
バスは右に傾いたままカーブを曲がり反動で今度は左に傾きそうになりながら走り去る。
一方、こちらはその直前現場から1km離れた別の監視カメラの映像。
車体には、バス会社、イーエスピーの文字が。
バスはセンターラインも越えず異常は見られない。
事故が起きた現場には1分あまりで到着する計算になる。
このわずかな間に一体何が起きたのか。
映像を分析すると新たなことがわかってきた。
公開された事故直前の映像。
大きくセンターラインをまたぎ、ブレーキランプが点灯したまま走るバス。
このとき乗客は異変に気がついていた。
映像を見た専門家はこのように分析する。
さらに車体の傾きについては…国土交通省によるとバスは画面奥の右カーブでもセンターラインを越えているように見え、緩やかなカーブを蛇行しながら走行していた可能性があるとのこと。
15人の命を奪ったバス事故。
国交省は映像の解析を進め、事故原因の究明を急いでいる。
事故の直前に異常なスピードで走っていたバスの映像をご覧いただきました。
次も高速ツアーバスの運転手に異変、大事故寸前でした。
高速道路を走行中に10分間も蛇行運転し、添乗員がハンドルを操作して事故を防ぎました。
運転手は記憶がないと話しています。
兵庫県の淡路島の高速道路。
今月17日、42人の客を乗せた1台のバスが愛媛県松山市から宝塚歌劇を観劇するため宝塚市に向かっていた。
するとバスが突如、蛇行運転を始めた。
運転手はバス運転歴45年という70歳の男性。
ハンドルは握っていたものの、意識はもうろうとしていて女性添乗員が大丈夫ですかと声をかけても無反応だったと言う。
バスは2車線の道路を蛇行しながら走り休憩する予定だったパーキングエリアも通過してしまう。
蛇行運転はおよそ10分間。
女性添乗員は、とっさに運転席の脇からハンドル操作を補助した。
そしてバスは何とか次の淡路SAで停車し、乗客にケガはなかった。
バスを運行していた愛媛県に本社を置く会社は…運転手は出発前の点呼の際には異常はなかったとのことだが、当時の状況について、記憶がないと話しているということで会社が改めて健康診断を受けさせて原因を調べている。
過激派組織イスラム国が日本人ジャーナリスト、後藤健二さんらの殺害予告を公開してから今日で1年です。
後藤さんの脇に立つ、この覆面姿の男。
人質殺害映像にたびたび登場しジハーディ・ジョンと呼ばれた戦闘員です。
この男がアメリカ軍などの空爆で死亡したことをイスラム国が認めました。
過激派組織イスラム国の英字機関紙「ダービク」。
19日にネット上に公開された最新版ではアメリカ・ロサンゼルス郊外の銃乱射事件やパリの同時多発テロの犯人たちを称えるような内容が見られる。
そして最高の殉教者という記事に欧米メディアがジハーディ・ジョンと呼んだ男の素顔が掲載された。
1年前の今日公開された日本人ジャーナリスト、後藤健二さんらの殺害予告を初め、数々の脅迫映像に登場したジハーディ・ジョンはクウェート生まれのイギリス人、モハメド・エンワジ容疑者とされる記事は生い立ちなどを紹介した上で昨年11月に乗っていた車が無人機による攻撃の標的になり、即死したと明らかにした。
これは当時のアメリカ側の発表と一致する。
しかし…イギリス出身の別の男がいわば新ジハーディ・ジョンとしてビデオに出演。
イスラム国の宣伝工作は続いている。
この初代ジハーディ・ジョンなる人物はロンドンの大学でコンピュータープログラミングを学んだ男だったんですね。
イスラム国は国家をつくるために様々な技能を持つ若者を集めているんですが、ある国のテロ対策担当者は最近こんなところに注目しているそうです。
日本は地下鉄サリン事件があった国ですよね。
つまり世界で唯一化学テロの発生を許してしまった国なんです。
ですから日本の研究者や技術者も勧誘の対象になり得るということなので警戒しなければいけないと話していました。
ガン患者について、これまで医学的な指標とされてきた5年生存率の2倍に当たる期間、10年生存率の調査結果を国立がん研究センターが初めて公表しました。
その値は平均で58%ですが、部位によって大きな開きがあります。
日本人の2人に1人がガンを患うと言われる時代。
ガンの生存率は治療による効果を表す指標でガン診療評価などにおいて重要な要素となる。
国立がん研究センターはガン患者を10年間追跡調査し、10年後の生存率を初めて公表した。
対象となったのは1999年から2002年に治療を始めたガン患者、およそ3万5000人。
それによると、ガン患者全体の10年生存率は58.2%で5年生存率よりも5ポイント近く低いものだった。
ガンの部位別に見ると、胃ガンで69%、大腸ガンでは69.8%で5年生存率と比べて2ポイント前後しか変わらなかった。
一方、肺ガンの10年生存率は33.2%、乳ガンは80.4%、肝臓ガンは15.3%とそれぞれ5年生存率と比べ6.3%から16.9%低下していた。
国立がん研究センターは治療方法別の生存率などもホームページ上に公開している。
かつてはガンといえば告知するかどうかがテーマだったわけですよね。
今や告知を前提とした考え方である時代と言ってもいいですよね。
示された今回データというのはガンであることを知った上で治療のあり方を含めてどうガンに向き合っていくか考える大きな要素になるんじゃないかという気もするんです。
では自分の体を知る検診の受診状況はどうなっているかといいますと、現在、男性の死因のトップである肺ガン、女性の死因のトップである大腸ガンを例に見てみるとご覧のように年々受診率は上がっていて、ほかのガンでも実は同じ傾向にあるんです。
しかし、それでも47.5%、34.5%と半分にもまだ満たない数字であるんです。
これが現実です。
考えてみるとガンとの向き合い方というのはひょっとしたらこの時点で始まっていると言ってもいいかもしれませんね。
次はこちらの数字をご覧ください、45件と書いてあります。
これは去年、日本海側に流れてきた北朝鮮の漁船の数で、船内からは多くの遺体が発見されました。
一体なぜこんなことになるんでしょうか。
私たちはかつて漁船で日本に流れ着いた経験を持つ北朝鮮の女性に話を聞きました。
すると、北の漁師たちが眠気覚ましに覚せい剤を乱用している実態が明らかになりました。
2011年9月、石川県輪島沖で撮影された写真。
生きて日本にたどり着いた北朝鮮の漁師とその家族9人。
脱北目的だった。
その後、韓国に亡命した9人。
今回、私たちはこのうちの1人の女性とコンタクトをとることができた。
彼女がメディアに証言するのは初めて。
彼女たちが乗ってきた船は長さ8mほどの木造船。
子ども3人を含む9人が乗った。
頼りは羅針盤だけ。
北朝鮮北東部に位置する街、チョンジンを出発。
出航から4日あまり、水もなくなり絶望感が漂い始めた頃、何とか日本の漁船に発見された。
彼女たちがそこまでして脱北したかった理由とは…彼女たちが北朝鮮で生業としていたのは漁業。
しかし、船の装備は決して十分ではなかったと言う。
奥に左奥にある…。
石川県輪島市の港に放置されているのは去年11月、沖合で発見された北朝鮮のものと見られる漁船。
これらの木造船からは10人の男性の遺体が発見された。
操船室の中には簡単な無線設備や羅針盤などはあるが、海の危険を察知できるような機器は積まれていない。
船体を見てみると、朝鮮人民軍の文字。
別の船にもハングルが。
保衛部、北朝鮮の秘密警察を示す文字。
脱北した女性によると、漁業の利権は軍や保衛部などが別々に持っていていずれかに登録。
船は自前で調達し、上納金を納める必要があったと言う。
一般市民の平均年収は日本円で10〜20万円と言われる中支払わされた上納金は多いときでひと月1万円を超えることも。
それ以外にも、港の警備員など少なくとも10人にはとれた魚やイカを賄賂として渡す必要があったと言う。
また漁業は重要な外貨獲得手段だったとも脱北者の女性は証言する。
そのためか、北朝鮮の報道では去年以来、キム・ジョンウン第一書記の漁業現場の視察が目立つ。
さらに歌番組では…その影で去年10月から漁船の漂着が相次いでいる。
漁獲量を増やそうと無理な出航が増えているのだろうか。
今回、私たちは重要な証言を得ることができた。
これは2006年、中朝国境に近い北朝鮮北西部の町で撮影された映像。
民家の中で行われていたのは覚せい剤の取引だった。
去年10月以降、遺体は既に27人北朝鮮からは赤十字会から先月、中国のシンセンで70人近くが犠牲となった土砂の崩落事故は急速な都市化をおし進めた結果起きた人災だと言われています。
事故から1カ月がたった現場を訪ねると、人口が30年で300倍に膨れ上がった都市のひずみが見えてきました。
この辺りが事故の現場です。
土砂の片づけは大分進んでいるんですけれども場所によっては、このようにまだ6〜7mの高さがあります。
先月20日、中国南部のシンセンで起きた土砂の崩落事故。
100mの高さにまで積み上がった建設残土が崩れそばにあった工場や従業員の宿舎、合わせて33棟を一瞬にしてのみ込んだ。
死者69人、今も8人が行方不明のまま。
土砂に流された工業団地で働いていたのはほとんどが貧しい地方からの出稼ぎ労働者だった。
多くの人は仕事を失い、故郷に帰ったと言う。
彼らが暮らしていた一角では、商店だけが以前のとおり営業していた。
崩落した残土集積場は営業許可が去年2月までだったにもかかわらず、その後も許容量をはるかに超える残土を受け入れていたとして、これまでに関係者30人あまりが逮捕・拘束されている。
1980年に中国初の経済特区に指定されたシンセンは人口30万人がわずか30年で1000万人を超えるまで膨れ上がった。
この辺り、たくさんの工事が行われているのがわかるんですがこれ、ほとんどが地下鉄関連の工事だということです。
シンセン市内には現在、5つの地下鉄の路線が走っているがそれを今年中に、あと5つ、2030年までに、合わせて16路線に増やすという計画が進められている。
この地下鉄工事が多くの残土を生み出している。
こちらはシンセン市内最大の残土集積場です。
今も主に夜間、毎日のように建設残土が運ばれてきているということです。
もともとは森林公園だった山が残土集積場に指定されたのは2008年。
3年間という期限が守られなかっただけでなくどんどん拡張されていると言う。
シンセン市内には十数カ所の残土集積場があるがそれでも追いつかず、不法投棄も深刻な問題になっている。
土砂崩落事故が起きた5日後、シンセン市政府の責任者らが被害者や住民に謝罪する姿が中国のメディアで流された。
中国の役人が、このような形で謝罪をするのは極めて異例のこと。
急速な都市化によるひずみとも言える事故が相次いでいる中国。
習近平指導部は人々の不安が不満に変わることに神経をとがらせています。
選挙の投票が、より便利な場所でできるようになりそうです。
政府は大型の駅やショッピングセンターなどに投票所を設置できることなどを盛り込んだ公職選挙法の改正案を今の国会に提出し、年度内の成立を目指す方針を固めた。
この夏の参議院選挙からの適用を目指す。
現在は各選挙区の中にある小中学校などが投票所とされるケースが多くなっているが、買い物のついでなど投票できる場所を増やすことで、投票率の向上につなげたい狙い。
今日の東京株式市場、日経平均株価は一時650円以上値下がりし、去年の最安値を下回って取引を終えた。
これで日銀がついかの金融緩和を決めたおととしの10月以来に安値水準をつけた。
原油の先物価格がおよそ12年4カ月ぶりの安値水準をつけたことで、株式市場に流れ込むオイルマネーが減るという懸念からリスクを回避するための売り注文が広がった。
総額およそ3兆3000億円の今年度の補正予算が今日の参議院本会議で自民・公明などの賛成多数で可決され成立した。
野党側は所得の低い高齢者に3万円を配る制度などへの批判を強めていたが、補正予算の成立を受けて国会では2016/01/20(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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▽Facebook
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ニュース/報道 – 定時・総合
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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