銀魂「戦のあとには烏が哭く」 2016.01.20


(銀時)俺たちを止められるヤツは俺たちしかいねえんだよ。
(高杉)この拳を振り下ろすべき相手はこのまぶたの奥に焼きつけたままだ。
アイツの弟子俺たちの仲間松下村塾の高杉晋助の魂を守る。
俺は吉田松陽の弟子坂田銀時だ。
そうか知らなかったよ。
俺ぁまだ破門されてなかったんだな。
(朧)言ったはずだ。
師にもらった命ムダにするものではないと。
(神威)どうした?そんなんじゃ俺は止まらないよ。
敵の傷を迷うことなく攻めるまではよかったけれどそれでもお兄ちゃんとじゃれ合うにはあと百歩くらい足りなかったね。
(神楽)パピー似の短足のお前ならな!マミー似のモデル体型の私なら一歩で足りる!勝負はこっからアルバカ兄貴!やれやれ…ホントにバカな妹だ。
戦いの基本は敵を知り己を知ることさ。
よく見ろ己の股下の長さとお前の敵を。
(神威)敵は前だけにいるとは限らない。
ここいつら…。
(近藤)ハァハァハァ…。
(百地)どうやらこれまでのようだ。
(百地)すまなんだ。
そなたら武士は将軍のそばで華々しく散るのが本懐であっただろうに…。
我らと同じく日陰に散る道につきあわせてしまったな。
(土方)ヘッどうせ土の肥やしになるなら花道だろうがあぜ道だろうが同じだ。
(土方)なら俺は大将の隣で死ぬ!
(近藤)フッ言ったな。
ならば俺の背中最後まで守ってみろトシ。
(近藤)俺が死なねえかぎりお前も俺をおいて死ぬことはあるめえな。
やれやれ。
できるだけいさぎよく退場してくれることを願うぜ。
案ずるなどちらが先にいってもわしの傀儡術で屍を操ってやるぞよ。
ケッ笑えねえ冗談だ。
いくぞ!侍と忍の最後のあがきを見せてやらぁ〜!あっあれは…。
(近藤)あの船はまさか!
(新八)将軍様みんな!あと少し…もう少しの辛抱です!出口だ!《これでこれで将軍様は…》ハァハァハァ…。
ご苦労であったな。
えっ?こたびの働きまことに大儀であった。
よくぞ茂々公を賊から守り抜いてくれた。
そなたらこそまことの忠臣たちだ。
(茂々)て…天導衆…。
(阿伏兎)なるほど。
ヤツらすべて知ったうえで高みの見物を決め込みこの機をうかがってたってわけだ。
俺たち一橋派と将軍派をぶつけて消耗しきったところを叩くために。
(阿伏兎)死肉を食らういやしい烏どもが。
今なら俺たちの目玉をついばめるとでも?
(阿伏兎)上等だ。
夜兎のケンカに横槍入れてただで済むとは思ってねえだろうな?副団長!地球近海に待機中の部隊から急報が!何だ…まさか烏が宇宙にまで飛んでいったか?いえ…春雨です。
俺たちの部隊が春雨の艦隊に包囲されています!やれやれ…元老院まで呼応させやがったか。
団長。
どうにも俺たちゃオイタが過ぎたらしい。
そなたらの役目はこれで終わりだ。
茂々公の身柄は我々が保護しよう。
安心せよ。
後のことの一切は我々に任せておけばよい。
(全蔵)そうは問屋が卸さねえ。
敵対派閥を潰そうと今までだんまり決め込んでた連中が今更将軍は保護する?一橋派の次はアンタらの言うこと聞かねえ将軍まで何とかしようってんじゃねえのか。
一橋派を潰す?何のことを言っているか解せぬが。
我々は一橋公に恩こそあれど敵対した覚えはない。
茂々公貴殿も彼に感謝すべきだ。
覚えているか?貴殿が将軍職を辞そうと提出した解官詔書。
あのときは跡を継ぐにふさわしい者もなく保留となっていたが…。
こたび国の執政をとるにふさわしき人物を得天子の許しがおりた。
彼が次代征夷大将軍一橋喜々改め徳川喜々公だ。
バカな…なぜ一橋派によって幕府を乗っ取るために担がれていた彼がなぜ天導衆とともに一橋派を!
(喜々)殺せ。
私は天下の大将軍であるぞ。
私を愚弄した連中を私の邪魔をする連中を…。
(喜々)1人残らずみんな殺せ!!私こそが征夷大将軍徳川喜々だ!!
(朧)存外食えぬ男であったな。
お前が用意したあの神輿も。
天導衆の対抗馬としてここまで押し上げ地位を固めてやったにもかかわらず将軍の座をくれてやると申したらあっさりお前たちを賊として切り捨てたぞ。
愚かなものだ。
暗君を利用するつもりが逆に利用されていたとは。
天に抗った結果がこれか。
お前が野望をのせた将軍もお前が希望をのせた将軍ももういない。
いるのは天の代行者であるただの人形だけ。
敵の神輿を取り込むとともにテメエらの傀儡にしちまったわけか。
あれに人形さえ務まるのかは疑問だな…。
落ち着くがいい喜々公。
賊の残党は烏たちがじき片づけよう。
それに貴殿の邪魔をできる者などもはやどこにもいない。
たとえ元将軍であろうとな。
さぁ茂々公の身柄をこちらへ。
そなたらが懸念する事態など起こりえぬことはわかったはず。
なおさら渡せるかよ。
たとえ将軍の座を退いたとしても喜々にとって将軍が最も邪魔な存在であることは変わりはねえ。
どうした渡さぬというのか。
わかっていると思うがこれは喜々公新しき将軍の命だ。
これに従わぬとあらばどうなるか…。
茂々公の命を守ったそなたら忠臣たちを賊とともにこんなところで果てさせるような真似我々にさせてくれるなよ。
くっ…。
将軍様…。
フン茂々公を保護せよ。
さがれ無礼である。
さがれと申している。
私を誰だと心得ている。
征夷大将軍徳川茂々であるぞ。
将軍様…。
茂々公貴殿はもう…。
(茂々)聞こえなかったか。
将軍は私だと言ったんだ。
将軍に命を下せる者などいない。
私の前からさがれ。
将軍アンタ…。
すまぬ全蔵。
(茂々)そなたらはその身を賭して私を守ってくれた。
私が将軍でなくなってもそれでもただの友人徳川茂々を守ろうとしてくれた。
だからこそ私は将軍であり続けなければならない。
私のために国のために散っていった命をムダにしないためにも私は私の戦いから逃げるわけにはいかない。
私は将軍徳川茂々。
この国を…。
友たちが生きるこの国を守る者だ。
ハハハッ。
そのためにはここにいる友たちの死にも耐えると…。
よかろう茂々。
望みどおりにしてやる!喜々公。
本物の将軍の仲間たちは貴公が思うよりヤワではないぞ。
黙れ!お前の仲間などもう役には立たぬ!
(朧)お前たちの剣はもう天には届かぬ。
いやとうの昔にその剣は折れていたはず。
なのになぜだ白夜叉。
お前はいまだにその折れた剣を握りしめ師を斬りかつての友とさえ斬り合いいったいまだ何と戦おうとしている。
敵ならここにいるさ。
今も昔も俺たちは変わらねえ。
それぞれがそれぞれの胸にかかげた侍になるために自分自身と戦ってきた。
俺はコイツの侍を…。
やり方を認めるわけにはいかねえ。
たとえ斬ることになってもコイツを止める。
だがこの世で誰よりもコイツの気持を知っているのもこの俺だ。
この世で最も憎んだものは同じだ。
テメエらだけにはコイツを斬る資格はねえ。
コイツを斬るのも守るのもこの俺だ。
それが俺の定めた侍だ。
やはりあのとき死ぬべきであったか。
松陽もあの世で嘆いていよう。
己の命を賭して守った弟子たちがおのがために憎しみに身を焦がしその命を散らしていくことを。
さらばだ。
松陽の弟子たちよ。
師と友のもとへかえれ。
〜テメエが松陽を!語るんじゃねえ!〜テメエもしかと焼きつけておきな。
その目に最後に映したツラを。
俺かそれともコイツか。
どちらがここでくたばろうがどちらかが必ずテメエらを地獄に送る。
生き残る?
(朧)貴様らは2人ともここで果てる運命だ!
(神威)残念。
どっちも死なないよ。
なぜならどっちも俺がやるから。
シンスケこんなところで死なれちゃ困るよ。
借りを返した暁にはやり合ってくれるって約束しただろ。
誰にも銀ちゃんはやらせないね。
神威お前にもな。
(神威)なら生き抜いてみろここから。
お前の強さ証明してみろ。
喜々公そなたが誰であろうと指図を受ける義理はない。
(茂々)私は私の足で私の国に帰る。
私の仲間たちと。
あれはまさか…。
(片栗虎)すまねえ。
待たせちまったな将ちゃん。
(沖田)死肉をついばむにゃまだ早ぇぜ烏ども。
(沖田)まだ死んじゃいねえ。
将軍にはこの国にはまだ俺たちがいる。
俺たち真選組がいるかぎりこの国は簡単にはとれねえよ。
だろ?近藤さん土方さん。
どけぇ!
(松陽)人は思ったより自由です。
(朧)抗うがいい。
私は喜んで最後の将軍となろう。
夜明け前だ。
夜明け前が一番暗ぇ。
だが目をつむるなよ。
はいこんなところでまさかの銀八先生で〜す。
じゃ早速お葉書読みます。
ペンネームゴリラゴリラゴリラ
(仮)さんからの質問。
「前々回で銀時が高杉や桂より早く松陽先生のもとに弟子入りしていたことが発覚しましたが劇場版新訳紅桜篇では高杉や桂たちがすでに松下村塾にいたところに転校生風に銀時がやってきたように見える描写があります。
これはミスですか?そこらへんのすりあわせはどうなっているのですか?教えてください」。
はいこっちも新訳紅桜篇作ったときにはまさかこんなことになるなんて思ってませんでしたわ〜。
マジすみませんでしたわ〜なんて回答を期待していたあなた残念でした。
そこらへんもちゃんとすりあわせております。
ではまず問題のシーンを振り返って解説していきましょう。
〜確かに桂や高杉はすでに塾に入っておりそこに銀時が松陽に連れられやってきたように見えます。
ただ今見てもらってわかるようにこのシーンにはセリフが入ってないんですよね。
アニメ映像の現場では作ったけど時間の都合上シーンを短くせざるをえないことなんかがままあります。
そこで問題のシーンに本来入るはずだったセリフを追加し本当は何が起きていたのかもう一度見ていきましょう。
(松陽)皆さん聞いてください。
銀時君がパンツをなくしました。
理由は聞かずに予備のパンツかふんどしがある人は貸してください。
(桂)イヤです。
(高杉)イヤだね。
(松陽)そうですか…。
銀時これでもう一回ケツ拭いて授業を受けなさい。
はいということでこのシーンは実際は銀時がウンコをもらして公開処刑されたシーンだったんですね。
声もついたことだしさすがに納得できたんじゃないでしょうか。
じゃあそういうことで。
2016/01/20(水) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
銀魂「戦のあとには烏が哭く」[字]

将軍暗殺篇もついに終盤、第7話目となりました。急展開の連続から目が離せません。どうぞお楽しみください。

詳細情報
あらすじ
第41話
「戦のあとには烏が哭く」
死地を抜けた新八たちを待っていたのは、正気を失った喜々を連れた、天導衆であった。天導衆はかつて茂茂が提出した解官詔書を利用し、喜々を新たな将軍に仕立て上げていた。そして将軍の命令として、茂茂の身柄を明け渡すよう要求するのだった。
絶体絶命の窮地に、ひとりの男が立ち上がる…。
声の出演1
 坂田銀時:杉田智和
 志村新八:阪口大助
 神楽:釘宮理恵
声の出演2
 高杉晋助:子安武人
 徳川喜々:浪川大輔
 徳川茂茂:小野友樹 ほか
音楽
【オープニングテーマ】
「KNOW KNOW KNOW」
 唄:DOES

【エンディングテーマ】
「『あっちむいて』」
 唄:Swimy
スタッフ
【原作】空知英秋
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)

【監修】藤田陽一
【監督】宮脇千鶴
【キャラクターデザイン】竹内進二
【脚本】松原秀
【演出】みなみやすひろ
製作
 テレビ東京
 電通
 BN Pictures

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:49663(0xC1FF)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: