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黒田日銀総裁 世界的な株安など影響注視
1月21日 20時53分

黒田日銀総裁 世界的な株安など影響注視
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日銀の黒田総裁は、21日の参議院決算委員会で、年明けから続く世界的な株安などが日本の経済や物価に与える影響を注視する考えを強調しました。
この中で黒田総裁は、年明けから続く世界的な株安など金融市場の混乱について「原油価格の一段の下落と中国経済に対する先行きの不透明感などから、投資家のリスク回避の姿勢が強まっており、こうした下で株価が世界的に下落していることは事実だ。金融市場の動きが経済や物価の情勢に与える影響については引き続き十分注視していく」と述べました。
また、日銀が掲げる2%の物価目標に関連して、黒田総裁は「日本経済の基礎的な条件はしっかりしており、景気は緩やかな回復を続け、物価の基調も着実に改善している。2%の物価目標の達成時期は、原油価格の動向によって前後するかもしれないが、来年度の後半ごろというのが現在の見通しだ」と述べ、今の見通しに変わりはないという考えを示しました。
そのうえで、「2%の物価目標の実現のために必要があれば、ちゅうちょなく政策調整を行うつもりだ」と述べ、必要な場合には追加の金融緩和も辞さない考えを改めて示しました。

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