01月21日 22時03分
鉄道ファンの間で「秘境駅」として知られる、胆振の豊浦町のJR小幌駅で、21日午後、普通列車が誤って駅を通過し、利用客2人が乗車できなくなるトラブルがありました。
JR北海道は、特急列車を急きょ停車させ2人を乗せました。
21日午後3時半すぎ、豊浦町にあるJR室蘭線の小幌駅で、本来停車するはずの普通列車が通過し、乗る予定だった2人の利用客が乗車できませんでした。
運転士はおよそ200メートル行きすぎたところで通過したことと、ホームに利用客がいたことに気づき、連絡を受けたJRは、ふだん小幌駅に停車しない特急「北斗」を急きょ停車させることにしました。
2人は、およそ1時間20分後に特急に乗ったということで、利用客の1人が撮影した動画では小幌駅に特急列車が到着する様子が映っています。
小幌駅は、鉄道以外の方法でたどり着くことが難しい無人駅で、鉄道ファンの間で「秘境駅」として知られています。
JR北海道がことし3月のダイヤ改正に合わせて駅の廃止を検討したことで注目を集めましたが、地元の町が駅の存続のための費用の提供を申し出たことから、当面、存続が決まっています。
JR北海道は、「運転士が停車駅であることを一時的に失念してしまったと思われる」として、利用客に陳謝しています。
小幌駅に取り残された利用客の1人で、鉄道ファンだという男性は、NHKの電話インタビューに答え、「秘境駅に行ってみたくて小幌駅を訪れました。帰りの列車が駅に気づかない様子で通り過ぎ少し先で急ブレーキをかけて止まりましたが、そのまま行ってしまいました」と話していました。
そして、「駅の電話で連絡したところ、はじめ『特急は止まれない』と言われましたが、結局、特急『北斗』が止まることになりました。結果的には貴重な経験で、いい思い出になりました」と話していました。
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