すてきにハンドメイド「つなげて作るキルトのバッグ」 2016.01.21


豚バラ肉のコクとうまみがなじみねぎが一層おいしく頂けます。

(テーマ音楽)今月の「すてきにハンドメイド」は「暮らしを彩る針仕事」という事でこちらのキルトのバッグをご紹介。
実はこのバッグキルティングまでした10センチ四方のモチーフをつなげて作るので気軽に楽しむ事ができます。
コロンとした丸いフォルムがかわいらしいキルトのバッグ。
皆さんも作ってみませんか?今回も中山エミリさんがお休みのためこの方と一緒にお送りします。
奥野史子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
奥野さん今日はこちらのキルトのバッグをご紹介します。
かわいいですよね。
これでもどうやって作ってるのかなってパッと見た時分からないんですけど。
その辺もしっかり今日はご紹介したいと思います。
そしてキルトと言えば「第15回東京国際キルトフェスティバル」です。
私まだこれね関西に住んでいるのでなかなかタイミングが合わなくて行けないんですけどすごいにぎわいですね。
そうなんです。
こちらは去年の映像ですが去年も20万人を超える方が来場されました。
すごいですね。
今年で15回目を迎えるこのイベントはいよいよ21日木曜日から開催されます。
ファンにはたまらない季節がやってきましたね。
まさにそのとおりです。
いよいよです。
そして今回はこちらのバッグを作られた方が今年の「キルトフェスティバル」のポスターも手がけて下さいました。
こちらです。
すごい。
かわいいですね。
かわいい。
ピーターラビット。
このポスターを手がけたのはキルト作家の斉藤謠子さんです。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
斉藤さん今年はピーターラビット。
何でなんでしょう?ピーターラビットの作者のビアトリクス・ポターさんが生誕150年という事でそれを記念してキルトでピーターラビットの世界を表現しています。
今ご覧頂いていますのは実物をお持ち頂きまして実物なんですけれども。
すごい。
え〜!これ間近で見て頂きますと…。
ちょっと待って…。
実物すごいですね。
そうなんです。
この毛並みの感じが…。
そうですね。
すごいですね。
はい…。
布をまず探すところから始めましてそしてやはりポターさんの描かれた作品が動物が多いんですね。
ですからその毛並みをホントに刺しゅうをたくさん施す事で割とその動物の雰囲気を作っていくという事をしました。
すごい…。
ホントの…毛を使っているんじゃないかと思うぐらいの。
かわいい。
刺しても刺しても終わらないという…。
大変だったんですね。
大変ですね。
もちろん今の作品は会場で?もちろん。
是非見て下さい。
そんな斉藤さんに今日ご紹介頂くのがこちらのキルトのバッグです。
コロンとしててねかわいいし軽いでしょう?そうですねお持ち下さい。
やっぱり布だからすごく軽くて優しい。
実用的ですよね。
こちらのバッグはこの10センチ正方のモチーフを22枚作りまして組み立てていってるんですね。
あ〜なるほど。
このパターンはホントに初心者の方でも挑戦しやすい「ログキャビン」のパターンを利用しました。
ログキャビンはアメリカの開拓時代丸太小屋をイメージして生まれたパターンなんですね。
それを更にシンプルにしてますので作りやすいと思います。
シンプルなんですけどかわいらしいモチーフですね。
そうですね。
中心の部分にポイントの色を持って参りまして外回りは比較的薄い色合いで中心の色で楽しむという感じに作っています。
更に…よろしいですか。
このバッグですね実はリバーシブルでも楽しめるんですよね。
そうですね。
このようにひっくり返しますとまた全く違う表情が出てくるんですけれども。
ホントだ。
モチーフ…。
モチーフの裏が1枚布になりますのでそれを22枚組み立てるとやはり裏は四角つなぎのバッグに変わります。
裏の色も考えながら作っていくと楽しいですよね。
そうです。
これ持ち手の部分は?持ち手もですから表から見ても裏から見ても同じようになるように工夫しています。
え〜すごい。
これならホントにモチーフが小さいのでどこでも作れちゃいますよね。
パッチワークと言いますと大きく広げて大きく作っていくベッドカバーとかそういう印象がありますけどこの作品は10センチのこのモチーフを組み立てていけばいいという意味では手軽に作っていけると思います。
専用の道具なんかは一切必要なく?そうですね。
私たちフープですとか木枠とか使いますけどこれはホントに手元で縫っていく事ができます。
これもできますね。
まさにこれから始めたいという方にも…。
もうピッタリの。
うってつけな作品な訳ですね。
ではこの1枚のモチーフの作り方から見ていきましょう。
材料はご覧のとおりです。
厚紙で型紙を作りまして布の裏面に出来上がり線を引いていきます。
そして縫い代をつけてカットしていきます。
縫い代は一律7ミリつけます。
同様に各ピース裁っておきます。
まず2枚のピースを中表に合わせて角の印と印を合わせてピンを打ちます。
反対側の角も打って下さい。
更に中央にも待ち針を打つとまっすぐ縫っていけると思います。
糸に結び玉を作り1針返し針をして縫い進みます。
縫い始めは印の5ミリ外側から縫っていきます。
線の上を「ぐし縫い」していきますね。
線の上をしっかり縫って下さい。
そして反対側の角のやはり5ミリ外まで縫います。
糸こきをして1針返し針をして結び玉を作ります。
そして糸を切ります。
そしてここで不ぞろいな縫い代は切りそろえておいて下さい。
縫い代は中心のピースの方に1ミリの「きせ」をかけて倒します。
表に開いて…。
元に戻します。
そして次のピースを中表に同様に重ねて端から端まで縫います。
同様に他のピースも縫い合わせておいて下さい。
縫い代は全て中心の布側に倒します。
これでログキャビンのトップが出来上がりました。
裏布キルト綿共に7ミリの縫い代をつけて裁っておきます。
先ほどのトップを裏地の上に重ねて。
中表に重ねて綿の上に更に重ねます。
そしてピンで留めて「本返し縫い」で縫い留めていきます。
この時しっかり裏まで…。
裏の綿まですくうようにして下さい。
返し口を残して1周縫います。
縫い目から1ミリだけ綿を残して余分な綿は切り落とします。
表に返しますけどまず角の部分を四角く畳んで指で中に軽く折り返しておきます。
4か所同様に折っておいて下さい。
そして表に返します。
更に角は目打ちとかを利用してきちんと整えておきます。
軽くアイロンを当てて返し口をとじます。
裏布をすくい次に表布をすくい「コの字とじ」と言いますね。
コの字とじをして口をとじていきます。
最後に結び玉を作って。
その結び玉は縫い目から中に引き込んで糸を切ります。
まずキルトラインを引きます。
中心のピースにはフリーハンドで描いた円を描きます。
残りは定規を使って四角く描いておきます。
ピンを留めてしつけ糸で中心から外に向かってしっかりと3層を縫い留めていきます。
最後は1針小さく返し針をして糸を切ります。
次に反対方向に縫い留めていきます。
1番2番3番4番5番6番と中心から放射状にしつけをかけていきます。
そして次にキルティングを入れますけれども指を保護するためにこのような道具をはめるとよろしいと思います。
左手には陶器の指ぬき。
右手にレザーのキャップをかぶせます。
キルティングは中心から入れていきます。
結び玉を作り遠くから針を入れて結び玉中に引き込みます。
そして1針返し針をします。
今糸の出てるところに針を出します。
この時裏地はすくわないで縫います。
次にもう一度戻ります。
この時に左手にはめた陶器に当てて針を引き上げる。
当てて引き上げる。
当てて引き上げる。
これを繰り返します。
最初は1目でも2目でもすくって。
しっかり裏まですくっていかなくてはいけないので2針でもいいと思います。
シンブルの角を利用して針をこのように滑らせるようにして縫い進んでいきます。
ちょっと厚いですから力を入れる感じになります。
力要りますか?要りますね。
そして縫い代の集まっているところは先ほどの…ようなキルティングは入れられないので1針ずつアップダウンの方法でキルティングを入れていきます。
これでモチーフの完成です。
1針1針気持ちを込めて…。
そうです。
作って…。
ああいうのも1つのモチーフが小さいのね。
そうですね。
ホントに手元で手軽にできると思うんですね。
どうしてもパッチワークですとこうね場所を大きく使ってという印象があるんですけど割と手軽に使えます。
さてキルトと言うと用途によって針を替えるんですよね。
やはり使い分けていきます。
今こちらにちょっと3種類針を用意したんですけどこちらは刺しゅう針になりますね。
そしてこちらが縫い針。
こちらがキルト針になります。
こちらの縫い針ですけど縫い針は私は細くて短いものをお薦めします。
細いという事は布を縫う時に抵抗なく縫えるんですね。
短いという事で細かく縫っていけるという意味ではこちらが細くて…。
ほっそりですね。
細いものを使われた方がいいと思います。
それに対してキルト針の方は縫い針に比べると太くなります。
そして更に短くなります。
短いという事は3層になった時に力を入れて引き上げるんですね。
その時針が長いと折れてしまいます。
ですから短い方が細かくキルティングを入れていく事ができます。
通常の針と比べて随分短いですね。
かなり短いですね。
次はできたモチーフをつなげてバッグにしていく作業です。
完成までをご覧下さい。
モチーフを列の状態に仕上げていきます。
まず1列目2枚のモチーフをピンで打ち角から5ミリ下がったところから「巻きかがり」をしていきます。
そして角に向かいます。
角までいったら下に潜ってきて縫っていきます。
ここでワンポイントです。
巻きかがりをする時には4枚の布をすくうようにして巻きかがりをします。
必ず4枚ですね。
そうですね。
これは裏地もすくわないと表に返した時に離れてしまいます。
そしてここもポイントですね。
強く引いて縫っていきます。
やはりこれも強く引かないと後で表に起こした時に隣と隣のモチーフに隙間ができてしまいます。
このようにしっかり縫っていって下さい。
これで1列が完成です。
同様に2列3列と作っていきます。
列を作りましたら次に列どうしを同じ要領で巻きかがりでつないでいきます。
完成図がこのようになります。
ここからどうなるんだろう?それを中表に半分に折り口側のとこですね。
ここの2辺と下側の2辺を巻きかがりします。
そして次にこの2辺分ですね。
ここはバッグのマチになる部分ですけどここも同様に巻きかがりをします。
反対側も同じように巻きかがりして下さい。
そして4枚のモチーフの交点の部分ですけどここは対角どうし引き合うようにしてしっかりと縫い留めていきます。
ここは留めないと穴が開いてしまいますので。
これでバッグの完成です。
これは裏側ですね。
2枚の布の裏面に1枚。
1枚に裁ち切りに切った接着しんを貼ります。
その2枚の生地を中表に重ねて返し口を残して接着しんに沿って縫います。
くぼんだ部分に切り込みを入れます。
先のとがったところはこのように畳み縫い留めておいて下さい。
そして割り箸のようなもので差し込んで返し口に送ります。
反対も同様にして表に返します。
そして形を整えて口をまつりとじます。
これを4本作ります。
その2本を外表に重ねてくぼみの部分からくぼみの部分まで巻きかがりをします。
下側も同様に巻きかがりをします。
そうしますと口のところがこのように2枚に開いている状態になります。
バッグ本体を表に返して先ほどの持ち手を挟みます。
そしてピンで留めて本体にまつり留めていきます。
この時しっかり綿まですくうようにして下さい。
表側も裏側も両側まつっておきます。
これでキルトのバッグの完成です。
1枚のモチーフがどうなったらあの形になるんだろうというのがホント見事にバッグになりましたね。
そうですね楽しいですね。
まずは1枚でも…。
そうですね。
1枚でもホントにこちらはコースターとして使って頂く事もできますし4枚で鍋敷きにして頂いても。
なるほど。
今回はログキャビンご紹介頂きましたけれどもその他にも斉藤さんがお薦めするモチーフをスタジオにお持ち頂きました。
こちらが「バスケット」ですね。
そして「ダブルフォーパッチ」。
「ハウス」。
そして「エアシップ」。
…というパターンをちょっとお薦めします。
かわいいですね。
どれもねすてきですよね。
楽しいですよね。
そして斉藤さん今お手にしてるものは何ですか?何でしょう?合わせ鏡のようなものなんですけど。
授業でもよく生徒さんにお見せするんですけれどもこういったパターンをちょっと置いてみます。
このように。
あっ!あっ!なるほど。
すごく…。
面白いですね。
イメージが湧きますね。
つかみやすくなる。
そしてあと方向を変えるとこのようにまた違う…。
全然…。
面白い。
デザインが生まれます。
ちょっと斜めに置きますとこの濃い四角が…。
線に。
ストライプのように並んできます。
ちょっとイメージができますね。
1枚だと分からないですもんね。
そうですね合わせ鏡でねこのように変化見る事ができるので。
奥野さんやってみてもいいですか?パターンでもうちょっとやらせて頂いて。
これが…。
これやってみると。
バスケットですね。
バスケット。
あ〜なるほど。
真ん中に四角がきて。
そうですね。
できますね。
これを回してみると。
三角どうし合わせ…。
このように。
全然印象が変わってきますね。
印象が変わりますね。
面白いですね。
これ結構ずっとやってしまいそうになるぐらい楽しいですね。
でもそれだけバリエーションが豊かって事ですね。
そうですねもういろいろパターンがありますしあと配色でもホントに全然違うものが出来上がるので無限に広がる…。
サイズを変えてもいいんですよね。
そうですねそちらは10センチですけど11センチ…12センチぐらいにすると面積で大きくなりますからホントちょっと…。
大きく…。
マザーズバッグのように。
ちょっと一回り大きくなって…。
かなり。
1泊旅行とかできるぐらいのサイズにもなります。
そして「東京国際キルトフェスティバル」が21日木曜日からいよいよ始まります。
斉藤さんが手がけたポスターにもなっているこのピーターラビットの世界というのも注目の一つです。
今日はですねスタジオに展示される作品を何点かお持ち頂きました。
すてきですね。
これすごい。
額絵を2枚お持ちしました。
会場には大きい作品もたくさん飾られるんですけど今回は50センチの額絵を持って参りました。
まさに絵本のままの世界ですね。
そうですね。
大変苦労するんですけれども。
ポターさんの描かれた絵が水彩画なのでその絵に近い布を探すところから布探しからですね。
そして刺しゅうをやはり入れて。
雨の降っている雰囲気とかはキルティングで表わしたり。
面白い〜。
そしてこちらはですねやはり水彩画ですとこの影とかも作れるんですけどそれが布ですとそういった布はないので刺しゅうでやはり影を…。
えっ影が出てますね。
やはり刺しゅうを施して影を作っています。
手が込んでます。
この刺しゅうの細かさ見どころですよね。
そうですね。
斉藤さんの新作キルトも会場で見られるんですよね。
そうですね私はもう少し大きい作品を作ってるんです。
ネズミを作っております。
是非会場でね見たいですね。
これらの作品が間近で見られます「東京国際キルトフェスティバル」ですが…ホントにたくさんのキルトが展示されていますので是非足を運んでみて下さいね。
斉藤さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(テーマ音楽)2016/01/21(木) 11:30〜11:55
NHKEテレ1大阪
すてきにハンドメイド「つなげて作るキルトのバッグ」[字]

キルト作家の斉藤謠子さんが登場。ログキャビンのパターンで作るキルトのバッグを紹介する。リバーシブル仕立ての作品。財布と化粧ポーチを入れても余裕のあるサイズだ。

詳細情報
番組内容
キルト作家の斉藤謠子さんが登場。ログキャビンのパターンで作るキルトのバッグを紹介する。裏布の配色にもこだわったリバーシブル仕立ての作品だ。財布と化粧ポーチを入れても余裕のあるサイズになっている。周囲のピースにはベージュやグレーの布を使い、中心の濃色のピースを引き立てている。また斉藤さんがポスターのデザインを手かげた「第15回東京国際キルトフェスティバル」の情報もお届けする。
出演者
【講師】キルト作家…斉藤謠子,【司会】奥野史子,吉井歌奈子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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