未来広告ジャパン!「日本の工業と技術」 2016.01.20


(カノ)おなかすいたねえ。
なんか食べたいなあ。
おすしとか食べたいですよね。
(局長)おはよう。
プロジェクトメンバーのしょ君。
おはようございます。
今日は何を調べるんですか?今日のぶたいは「工場」だ。
日本の工業にはすごい技術がある。
それを調べてCMにまとめてほしい。
ではさっそく局長クイズ!日本にある工場の数はおよそ40万。
300人以上の人が働いている工場は大工場。
300人未満の工場は中小工場といいます。
では…さあどれ?う〜ん…でも自動車工場とかいっぱいありそうだから90パーセント。
いや〜半分くらいじゃない?50パーセント。
残念。
大工場の割合は1パーセントだけ。
え〜そんなに少ないんですか!
(ミツキ)ちょっと意外だったかしら?日本にある工場のうち大工場の数は1パーセント未満。
数でいうとおよそ3,000しかないの。
これを見て。
日本のものづくりを支える工場。
こちらのぞう船所で働く人は2,000人。
長さ300メートル20万トンもの貨物が積めるきょ大な船をつくっています。
この工場でつくっているのはパワーショベル。
こちらも働く人は2,000人。
大工場です。
でも大きい工場ばかりではありません。
こちらは5人が働くせんべい工場。
1日に2,000まいのせんべいを作っています。
なべを作るこの工場では50人が働いています。
このように働く人じゅう業員が300人未満の工場を中小工場といいます。
なるほど。
ということは今日のおやつのこのおせんべいも中小工場で作られてるかもな。
いただきま〜す。
ちょっとせんぱいずるいって!ちょっと待ったちょっと待った。
中小工場の技術は実はすごい所でも使われているぞ。
例えばこれ。
あっ新幹線だ!
日本の最先たんの技術を集めてつくられた高速鉄道。
時速は最高で300キロ。
この新幹線にも実は中小工場でつくられたいろいろな部品が使われている。
その一つが大阪の町工場で作られたネジ。
一度しめたらぜっ対ゆるまない特別な技術が新幹線の安全を守っている。
愛知県の工場で作られたこのバネはしん動をおさえて乗りごこちをよくしてくれる。
さらに新幹線といえばこの顔だ。
この顔もなんと中小工場で作られているのだ
えっ!そんなものまで中小工場で作ってるんですか。
ぼく調べてきます。
キラッとリポート!「新幹線が生まれる街下松」。
瀬戸内海に面した山口県下松市。
工業の街として発てんしてきました。
海ぞいには鉄道車両をつくる大きな工場があります。
新幹線やモノレールなどさまざまな鉄道の車両がここでつくられてきました
この工場の周りには部品などを作る中小工場が集まっていました
その一つで新幹線の顔が作られているそうです。
金ぞくの加工がせん門の工場
働いている人は40人です
こんにちは〜。
若山キラトです。
よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
藤井洋征さんは50年以上新幹線の顔を作ってきたベテラン職人です
これはいったいなんなんですか?これは新幹線のいちばん前の流線形になったとこですね。
それの一部です。
はあ〜。
これが藤井さんたちが作る新幹線の顔
車両の種類によって顔の形がちがうので一つ一つ手作業で仕上げられます
新幹線の顔はこのアルミの板をつなぎ合わせて作られます
これはどうやって作るんですか?それがこのハンマーでねカチンカチンたたいて…。
たたいていくんですか?
藤井さんたちの加工方法は打ち出し板金とよばれます
アルミの板をハンマーでたたいて形を作るというシンプルな方法です。
平らな板をハンマーでたたくとだんだん丸みがついていきます。
次にほね組みに合わせて調節していきます。
新幹線の顔は流線形。
なめらかなカーブをえがいています。
空気ていこうを少なくして速く走るために実験を重ねてできた形です
そのほね組みにぴったり合うよう職人の感覚をたよりに何度も調節をくり返すのです
完成するとこうなります
ぼくも打たせてもらうことにしました
むずかしいですね。
ハンマーの重さは1.5キロ。
ペットボトルの飲み物3本分です。
重くてまっすぐ下ろすこともできませんでした
ここがこう円くなってるのに対してふつうに打ってんのにこう…長細くなったりする。
打ったあとをくらべるとちがいは明らか。
藤井さんはほね組みを見るだけでどう打っていけばぴったりの形になるかイメージできるそうです。
左手で板を少しずつ動かしながら形を整えていきます。
藤井さんは50年前にこの仕事を始めました。
日本で初めてつくられた新幹線初代「ひかり号」の顔もこの工場で藤井さんたちが作りました。
その後時代とともに顔の形も変わり続けてきました
藤井さんは最新の車両までほとんど全ての種類の顔を作ってきたそうです
新幹線が…その時は…
安全により速くと進化してきた新幹線。
そのたいせつな顔がハンマー1本で作り出されると知ってとてもびっくりしました
中小工場にはすごい技があるんだなあ。
小さな工場の技術が日本のものづくりを支えているんです。
そうね。
ただ課題もあるわ。
まず中小工場の数がへっていること。
毎年のようにへってきているの。
理由は中小工場に仕事を発注してくれる大工場が安く作れる海外にうつってしまったことなどが挙げられるわ。
さらに技を伝えていくのがむずかしいこと。
後継者不足といって技を受けついで働きたいというわか者がなかなか集まらない中小工場が多いのよ。
たしかに。
藤井さんももう70さいだからいずれは引たいしちゃいますよね。
そうするとき重な技がとだえちゃう…。
何かいいアイデアはないかなあ?
(カノ)よし。
ぼくのギャグの技術も今のうちキラトに受けついでもらったほうがいいな。
キラトいっしょにやってみよう。
ラーメンつけめんぼくイケメン!ほらやってみよう。
ほらやってみろって。
日本の工場のほとんどをしめる中小工場
小さくてもすごい技術が日本の工業を支えている。
職人の技はベテランから次の世代へと受けつがねばならない。
ものづくりが未来を支える
(一同)ジャパン!
(バイオリン)お上手ですけどいきなりどうしたんですか?実はこのアルミのバイオリンがわかい世代に技を伝えるヒントなんだよ。
えっ?アルミのバイオリン?これですか?
(バイオリン)局長〜!2016/01/20(水) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「日本の工業と技術」[解][字]

「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。

詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「工業と技術」。日本にはおよそ40万の工場があるが、その99%以上が中小工場。そこではベテランの職人たちの熟練の技が、ものづくりを支えている。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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