開運!なんでも鑑定団【600万円も出して買った名画に絶叫鑑定!?】 2016.01.19


こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
後輩の山下っていう奴がいてそいつが1年かけてお見合いしてるんですよ今。
ネットの会社で募集したんですって。
全国やから100人以上は来るんですよ。
この4か月で1人に絞り込みましたと。
俺それやろうかなと思って。
そのものまねネタでブレーク中のこの方
これ何かわかります?のびしろですね!
幼い頃から水泳を習い…
しかし大学生のとき
と頼まれ生まれて初めて友人とコントを演じたところ大好評を博しなんと他の学校からも声がかかるようになったそうです。
これに味をしめ…
以来十数年二度コンビを結成したものの鳴かず飛ばず。
やむなく2011年からはピンで活動するようになりました
とんでもねえのが来るかもな。
そして2年前芸人仲間から本田選手に似ていると言われたことがきっかけでものまねネタに挑戦。
その際験を担ぎ本田選手と同じ美容師に頼んで同じ髪型にし
しつこいな夜中の2時やぞ。
あっこっちミラノの時間やった。
すると見た目と口調はそっくりなものの本人は決して言わないセリフを連発し…
人が決めた限界は限界じゃない。
今回の件はそれを知るビッグチャンスやと思いますね!
その後ミラノを訪れ本人と対面したところ
と言ってくれたそうです
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いします。
お願いします。
お願いします。
いやいやふだんあんな話し方絶対せえへんやろう?「僕は!」みたいな…。
しないです。
僕もちょっと無理やり。
誇張していって誇張も自分でわからなくなってそのうち「そうですね!」とか言ってるんですけど本人そんなんひと言も言ってないんですよ。
「そうですね!のびしろですね!」って。
でも本田選手生で会ってお話ししてどうでした?いちばん驚いたんは並んだらまったく似てなかったんですよ。
そうやね。
そうなんだ。
ちょっと拝見しましょうよっ。
あら?あら。
あら?ジュモーの人形って聞いてるんですけど。
高いよ。
そうみたいです。
えっなんでじゅんいちが持ってるの?僕の嫁が沖縄県の伊江島っていう離島出身なんですけど嫁の親戚のおじさんが骨董マニアなんですよ。
僕が結婚の挨拶に島行ったときに結婚祝いにあげるわっていってもらったんですけど正直ちょっと気持悪いなと思って。
おじさんはこれどうやって手に入れたん?1回東京で会社やってらっしゃったらしいんですけど儲けを全部骨董品につぎ込んでて島に戻るときにコンテナ3つ分骨董品を運んだらしいんですよ。
船で?はい。
もう家がそんなすごいんで島の中を観光するルートにこの家がもう入ってるんですって。
え〜。
ええやつや。
ええやつって出るかもわからない。
いやいや。
「ええやつ」って出るかも。
ご本人の評価額おいくらくらいでしょうか。
100万円で。
わかりました。
じゃあ100万円でまいりましょう。
オープンザプライス!
(一同)え〜!え〜。
あれ?え〜!!1980年代に日本で作られたジュモーのいわゆるレプリカ。
首の後ろのところを見ますと…。
これはコレクターズ・コレクションという会社が発売していたものということなんですがね。
決定的に違うのはオリジナルは歯が一本一本細かく作ってあるんですけれどもこれは描いてあるんですよね。
1980年代というのは日本で非常にアンティーク・ドールブームっていうのが起こった時期なんですよね。
本物のジュモーですと100万150万って平気でしてましたからなかなか一般の方は手に入れられないということで作られたんですね。
これは非常にいい顔してますし目がガラス製なんですね。
安価なものはプラスチックの目を使っていると。
当時10万以上これはしてたと思うんですけれどもアンティークとしての価値はないので。
でもなんかじゅんいちらしい結果やったね。
いやいや…どういうことなんすか!やっぱり本物じゃなかったっていう。
まあまあおじさんとの思い出ということで大事にしてください。
わかりました。
番組のほうも最後まで楽しんでいってください。
続いては群馬県桐生市から。
次なる依頼人は渡良瀬川上流の河原を歩いているこの方…
いったい何をしているんでしょうか?
森村さんの趣味はさまざまな風物にそっくりの石すなわち鑑賞石を収集すること。
中学生の頃から始めたそうです。
というわけでご自宅には50年かけて集めた鑑賞石が数百点も保管されていました
真ん中の部分が滝に見えるでしょ?
はぁ…
これは何に見えますか?
う〜んまったくわかりません…
う〜んちょっと無理があるような…。
ところで江戸時代初期に作られた珍しいものです。
10年ほど前朝6時から始まる身延山久遠寺の勤行に参加しようと思い立ち…
距離はおよそ二百数十キロ。
しかもすべて一般道を走ったため久遠寺に着いたのは…
もちろん勤行は終わってました。
そこでやむなくとんぼ返りしたのですが猛烈な睡魔に襲われたため車を停めしばし仮眠をとったそうです
そこで眠気覚ましのためにそのお店に入ったんです。
するとそこにおかれていた今回のお宝にひと目惚れし久遠寺に納めるつもりでいたお布施で買ってしまったそうです
とてもすばらしいものだと思いますので鑑定よろしくお願いします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
群馬県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いや〜でも石集めましたけどどうするんですか?あれ。
いや〜家族のもんも困ってるんですね。
あれいちばん困る。
どんなときに見るんですか?ふだんは。
夜明けに目が覚めたりなんかね。
そうすると外に出てって…。
ちょっと起き上がって…。
一つひとつこう見てまた布団にもぐるとかそんなことをやってますね。
遊びに来てください。
いえ遊びに絶対行きませんよ!超退屈ですよ。
お教えします。
ちょっと拝見しましょう。
へぇ…あらま…。
初期伊万里の吹墨兎紋の徳利です。
骨董品屋さんでパッとこれを買おうと思ったんは何でなんですか?真っ黒の徳利がありました。
はい。
それこそほんとに真っ黒です。
真っ黒け。
こんな感じかね?はいいえこれ真っ黒じゃないですよ。
これです。
大丈夫ですか?ちょっと覗き込んでみたらそこに兎が跳ねてたんでお布施を持ってるとそのお布施をここに置いていくからそれと交換してもらえないだろうかという…。
お布施ちなみにいくらやったんですか?お布施の値段聞く?いやそりゃもうだってこれ買った値段になるわけでしょ?あ〜そうですか4万〜5万です。
4万〜5万!うん中身を見てくれって言ったんですよ私その人に。
あっでもそれはお布施の中身見なかったんですねご主人は。
そしたら見なくていいんだと。
私はそのままいただこうということで懐にスーッと入れてくれました。
これが例えばもう1,000円でも2,000円でもそれはもう見ないでスーッと受け取ったわけですもんね?そして帰ってきて水でサラサラってやるとそこから真っ白い肌が出てきたんでこれは伊万里じゃないの?っていう感じで…。
そこで思ったんですか?思ったんですよ。
ふだんはどうされてるんですか?じゃあ。
貸金庫の中に入れて大事にしております。
吹墨のお皿はたぶん日本中に50枚あるかなとは思うんですけれども僕はこれはですね世界でただ1つのもんじゃないかなと思ってます。
そんなものはないでしょう…。
日本や西洋の人々にとって中国の磁器は長い間憧れの的であった。
それは磁器の原料となる陶石がなかなか発見できなかったからである。
日本で最初の磁器は文禄の役の際渡来した朝鮮人陶工
天狗谷に窯を築いたことに始まる。
もちろん当初その技法は稚拙だったが…
日本人陶工を追放し朝鮮人陶工を中心とする13か所に磁器窯を定めたことにより事態は一変する
これは表向きには磁器の制作には大量の薪が必要で森林の乱伐を防止するためとされたが実際は増加する磁器の需要を見越し藩の収入源として独占することが狙いであった。
しかしその結果窯場の体制が整備されて技術革新が一気に進み名品が次々と作られるようになったのであった。
そのため1610年代から30年代にかけて焼かれた伊万里焼を特に初期伊万里という。
その多くは染付で文様は中国磁器の古染付や祥瑞を手本としており山水や人物植物などが多い。
しかし筆の運びは型にとらわれず奔放で線描き塗りつぶし点描などを駆使し表現の幅を広げていったが中でも動物などを描く際に用いられたのが吹墨であった。
これは型紙で文様を切り抜いて器に置きその上から呉須を霧状に吹きつける技法で筆で塗りこめるのとは趣がまったく異なり日本人好みの穏やかな空気感を表現することに向いていた。
一方素地はまだぼってりと厚く大皿などは自らの重さでゆがんでしまったものもあり皿の高台は口径に対し3分の1あるいは4分の1と極めて小さい。
また素焼きをせずに絵付し透明釉をかけるいわゆる生掛け焼成のため掛けむらや器の裏に陶工の指跡が残っているものも多い。
当然染付の発色は暗かったり黒みがかったりと安定せず肌も青みを帯びてべったりとしている。
そのためこの初期伊万里はその後登場した古九谷様式柿右衛門様式金襴手などの色絵磁器があまりにも華々しかったことからやがて見向きもされなくなってしまった
その存在が広く知られるようになったのは昭和30年代に水町和三郎氏が著書『初期伊万里』を発表し稚拙であるがゆえの素朴な美しさすなわち技巧美とは対照的な叙情美を高く評価したことによる。
これを機に骨董愛好家がこぞって注目したため以来初期伊万里は数少ない名品として驚くほどの高値で取り引きされるようになったのであった
改めて依頼品を見てみよう。
初期伊万里の徳利で中央に1羽の兎が吹墨で描かれており後ろを振り返る姿がなんとも愛らしい
ご本人の評価額ですが…。
ドキドキ。
今ドキドキきましたね。
おいくらくらいでしょうか?1,000万。
うん。
お布施で運命の出会いをしたわりには欲をかいてますね。
(笑い声)それでは1,000万でまいりましょう。
オープンザプライス!せ…1,000円!?一千円です。
一千円です。
あぁ…残念。
初期伊万里もしくは江戸時代の伊万里焼であればもっと透明感のある釉薬がかかっています。
これは薄いですしつやもないですよね。
胴のところに横のすじが強く入っておりますよね。
ろくろで器を引き上げたときの指の跡なんですけれどもこういう形で装飾で残すっていうそれは磁器ではなくって陶器の価値観なんです。
初期伊万里っていうのは景徳鎮の磁器を目指して作られてますね。
白くてなめらかで非常に端正な形をした焼き物なんですよ。
このようにわざと指の跡を残していることはありえない。
吹墨の初期伊万里っていったら200万くらいの価値のものになります。
お皿以外もあるんですか?吹墨の兎はお皿だけですね。
お皿のみ?はい。
思い出とともに大事にしてください。
これからも。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お宝列島日本縦断
今回の舞台は…
長野市に隣接する人口2,800人ほどの小さな村で晴れた日には雄大な北アルプルの山々が目の前に広がる
境内にある三重塔は1195年源頼朝の命により建立されたと伝えられる。
現在の塔は江戸時代中期に再建されたものだが今なお荘厳な美しさを漂わせている。
薬師沢石張水路工は昔から地すべりが多かったこの地に1886年人力で石を積み上げて作った砂防施設である。
当初は58基もあったが度重なる改修を経て現在はそのうち28基が機能しており
信州名物として有名なおやきはもともとはここ小川村など稲作に不向きな地域の日常食であった。
この店では囲炉裏にかけたほうろくで焼く昔ながらのおやきを提供しており県外からも多くの人々が訪れる。
本日の鑑定士は
会場は早速いってみよう!
(2人)出張!なんでも鑑定団IN小川!
(拍手)
まずは村のイベントで司会を担当しているでかいですねまた…。
そうですか?はいはい。
僕よりもでかいじゃないですかちょっと。
書店と旅館を経営するかたわら私小川村では
(拍手)シャレ神戸さん知ってる方拍手お願いします。
(拍手)あ〜すごいじゃないですか。
はいはいはい。
初めて見たわ知らなかったわっていう方拍手お願いします。
(拍手)めちゃめちゃいるじゃないですか。
(笑い声)
お宝は…
この村で出張鑑定が開催されると知った際…
家を…家の中?うん。
なかった!はい。
すると偶然静岡に暮らす弟がこの壺をかかえて帰省した。
聞けば骨董好きの義父が持たせてくれたそうで…
そこでこれ幸いと応募した次第。
義父によると名品とのことだが実は少々気になるところがあり…
耳とかいうんですかね…。
(松尾)この耳がね。
もう一点がですね
本人評価額はとりあえず義父を信じ50万円
司会の松尾さんよりも更にでっかい蝶ネクタイで出場したのでここで赤っ恥をかくわけにはいかないが…。
果たして結果は?
どうぞ!ジャカジャン!!
やった〜!
(拍手)作られたのは今から500年くらい前の室町時代中期。
たいへんに豪快ないい壺ですね。
肩がグンと平らに張ってますね。
そして首が立ち上がってる垂直に。
そして首の縁が玉縁になってるんですね。
首から肩にかけて灰がとけて自然釉になって全体がストーンとした形でね安定感がある。
この時代は比較的窯印がないんです。
古い証拠ということになりますね。
耳が一つ欠けておりますけども壺の鑑賞上には何のマイナスにもなりません。
大切になさってください。
続いては看板業ひと筋50年のもう50年ですか!ですね。
昔はそれこそ手描きですか?ちなみにじゃあ看板だったら「鑑定団」のこういうのは…。
はっきり言うけど
お宝は…
祖父が手に入れたものだが作者はまったくわからない。
祖父は明治時代の末磨き粉として用いる白土を東京に出荷しとても儲かっていた。
であるとき…
はいはい…集金に行ってね。
なぜかというとこの掛軸を買ったから
その後祖父がこの掛軸を村人に見せびらかしたため祝い事があるたびにみんなが借りに来るようになった。
しかしそのうち次から次へとまた貸しされて行方がわからなくなり…
あら!
そこで父が村じゅうを捜し歩いてようやく取り戻し以来家宝として大事にしてきた。
本人評価額はこのくらいはするはずと200万円。
もともとは立派な箱があったらしいがまた貸しされるうちになくなってしまった。
それがあればもっと高いかも…果たして結果は?
どうぞ!ジャカジャン!!
う〜ん残念!
おそらくは江戸のごく末か明治くらいの作品だろうなと思います。
名前が「果亭」と書いてあるように思います。
それにあてはまる絵師というのがちょっと思い浮かばないんです。
中国の古いお話で『二十四孝』というのがありまして呉の時代に孟宗という人が冬のさなかであるのにたけのこを掘ってお母さんに食べさせたというお話がございます。
内容的には立派なものですし楽しまれてください。
続いては保育園の先生ってなかなか大変なんでしょ?でも。
だってお子さんとかだってね言うことを聞く子ばっかりじゃないじゃないですか。
今日は応援団の方々が…あ〜すごいすごいすごい!あらら…明るいですねやっぱりね。
お宝はこちら
ここに書いてあるのねいっぱいね。
すみません!セリフ忘れちゃうので…。
いいんですいいんです!ちょっといいですか…はい見せてね…。
(笑い声)
8年前勤めている三輪保育園の棚を整理していると…
上のほうに何だろうかなと思って見てたんですけど…。
それがこの絵であった。
とても汚れていたので…
しかし埃を払いよく見てみると…
通称トトロの木って言われてるんですけど
そのためひょっとすると価値があるかもしれないと思い捨てずにとっておいた。
本人評価額は三輪保育園にちなみ30万円。
もしも高ければ保育園の宝としていちばん目立つところに飾り子供たちにも見せてあげたい。
果たして結果は?
どうぞ!ジャカジャン!!
これはすごい!
(歓声)すご〜い!だって最初はあれでしょ?捨てようとしたんでしょ?ええそうです!三輪保育園のお宝であると同時に実は長野のお宝ですね。
すばらしい絵が出ました。
横井弘三は長野県の飯田生まれなんです。
若いころ東京で二科会という大きな団体展にも出品されて日本のアンリ・ルソーと呼ばれてたいへん評価を受けた時期があったんです。
没後50年になりますけれども今改めて注目されてる画家なんですね。
長野でずっと絵を描かれていた…。
おそらくそちらの保育園に寄贈されたものではないかなと…。
これ一見稚拙な雰囲気があるんですけれどもそこが独特の味わいなんですね。
男の人絵を描こうとしてますがこれ自画像ですね。
でそこに集う人々ですよね。
絵を描くことで多くの人に喜びを与えたいなっていう思いも伝わってくる非常にあたたかいいい絵だと思います。
これはもう園のいいとこにドンって…。
そうですね。
続いては薪ストーブを買って困っているお買いになったんですか?
100万円もするノルウェー製の大型ストーブを買ったのだが薪を調達するのが大変で…
じゃあ普通のストーブのほうがいいですかね?そうですか。
お宝は…
4年前骨董店が主催した展示即売会でひと目惚れ。
どこが気に入ったかというと…
非常に
しかしとても高かったためその後3回も見に行きようやく買うことにした。
いくらだったかというと…
そして後日専門書で観山の落款を調べこれと比較したところ…
そういう落款がない!?ないんですよ。
更に買った先の骨董店が…
というわけで150万円で買ったことは妻にはずっと内緒にしてきた
今日奥さま初めて聞いちゃうんじゃないですか?
本人評価額は買ったときと同じく150万円。
専門書に同じ落款がないからといって偽物と決まったわけではない。
ここはひとつまさかの大逆転といきたいが果たしてどうなるのか?
登場したのは…
4年前妻に内緒で150万円で購入したもの。
その後専門書を調べたところ同じ落款がなく更に買った先の骨董店も倒産してしまったがここはひとつまさかの大逆転といきたい。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
やっぱり!
偽物でした。
はい。
ダメだと思うのはつるんとしてるんですよね絵が。
確かに観山寿老人はたくさん描いております。
右向き前方を見ている寿老人のほうが多いんですね。
それを反転させたりして写したのかなと。
それゆえの絵の力のなさかなというふうに思うんです。
で落款が違う。
ただね表具がいい。
軸先が牙軸であるということで2万円。
続いては独自のダイエット法を編み出したなんかロボットみたいなのが来ましたよ。
ガシャンガシャン。
はぁ〜はいはいどうぞどうぞ。
今これどういう状態なんですか?なんか効率が悪いもんで1キロが2キロになり2キロが3キロになりどんどんどんどん増えていきましていっときだいたい
自分でも驚くほどスリムになったが仕事の忙しさにかまけサボるとあっという間に元に戻ってしまう
これからお宝をね見させていただきますけれどもこのまんまでいくんですか?ええこのまんまで。
お宝は…
子供の頃父にこれを見せられ…
その後父が亡くなった際菩提寺の住職に過去帳を見せてもらったところ…
そんなに古くから続く家で代々受け継がれてきたとするときっとすごいものに違いないと思うようになった。
本人評価額はこれくらいはしてほしいと20万円。
もしもよいものならこの番組の大ファンだった父も草葉の陰できっと喜んでくれるはず。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
よかった〜!
驚いた!重くないでしょう?今から200年くらい前の江戸時代の後期に作られた古伊万里の大皿ですね。
縁がぎざぎざになっていてね上のほうに花唐草文様。
そして図がたいへん結構ですね。
大きな木に雄雌の鳥が止まっていて卵を温めてますね。
たいへんにおめでたい絵として喜ばれるんですよ。
大切になすってください。
最後は獅子舞が趣味の
というわけで早速披露していただいた
〜はいありがとうございました!
お宝は…
大の骨董好きだった祖父が手に入れたもの。
祖父は腕の立つ宮大工で…
それってすごいことなんじゃないですか?村でただ1人。
そうだと思いますね。
その際とある宿坊に寝泊まりしていたのだがそこに飾られていたこの掛軸がどうしても欲しくなり…
ほ〜!
そのため家計は火の車になってしまったがこれだけはどんなことがあっても手放さずその後もずっと大事に受け継いできた。
今改めて見ても確かにすばらしく…
本人評価額は堂々の300万円
腕の立つ宮大工ならおそらく当時これの何倍も稼いでいたのではないかと思うのだが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
狩野芳崖の作品風に描けているんですが…。
東屋前方に倒れてきそうな…。
おそらく何か元があってそれを一生懸命写されたがゆえの自身の構成ではない写しということになってしまっているんだろうなと思います。
「芳崖」とございます。
この書体はわりと晩年のほうなんですね。
61歳まで生きてらっしゃいますけども50過ぎ…。
その下に押してある印なんですけれどもこれが48歳のときに周りの枠を取ってしまっているんです。
それ以降はその丸だけなんですがその時代が合わない。
掛けてお楽しみいただきたいというところです。
出張鑑定IN小川村はこれにて無事閉幕
続いては兵庫県芦屋市から。
早速ご自宅にお伺いしました
はいいらっしゃいませ。
ご自身も長年グラフィックデザイナーとして第一線で活躍していました。
その一方で映画が大好きでなかでも『ゴジラ』や『スター・ウォーズ』は関連グッズを大量に収集。
しかしやがてそれだけではもの足りなくなり…
実はね5年かかって脚本のほうは最近やっと出来上がりました。
自主映画のためこんなことは当たり前。
更に…
だいだらぼっちから名前を取りまして『ダイダラ』というタイトルなんですけどもこのポスターのイラストも私が描きました。
グラフィックデザイナーだけあってさすがお上手ですね。
でどんなストーリーですか?
なんだかとっても楽しそう
いや〜それはそうなんですけどね。
ぜひ頑張ってください
フランスを旅行した際その芸術家の作品を初めて目にし…
ひと目で惚れ込んでしまいいつかはその方の作品を手に入れたいと思うようになりました。
今回のお宝は20年ほど前たまたま売りに出されていたため…
今後映画作りのためにお金がかかりますので…。
鑑定のほうよろしくお願いいたします。
果たしてどんなものなのかスタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
兵庫県からお越しのこんにちは。
こんにちは。
どうぞこちらのほうへ。
雰囲気あるな。
おもろい映画作りそうですねでも。
さぁそれではお宝拝見しましょう。
お〜。
え〜?この絵っていうのは何なんですか?『出エジプト記』というタイトルのついた旧約聖書の絵が描かれております。
モーセの子供のときからの話。
十戒です。
紅海が割れる。
あっ本当だ。
映画にあったじゃない。
ありました。
これどうやって手に入れたんですか?外国のほうでちょっと出たんで。
何かオークションに?はい。
いくらくらいしたんですか?高い?高かったんですよ。
なんぼやったんですか?600万。
え〜!?それからですわ背が伸びなくなったのが。
えっ?600万のせいでビタッと止まったんですか?ビタッと止まって。
それいくつくらいのときに買われたんですか?これね20年くらい前やから…。
止まっとるわもう。
特にこのなかで気に入っている絵っていうのはありますか?今田さんの好きなこの踊ってるね…。
女性が踊ってる。
じ〜っと見とってください。
踊りだしますから。
え?この子らがですか?動かへん。
大丈夫ですか?映画の資金っていうのは?最低でも1,000万は。
保険やないですけどねもしお金に換えられるならねそれのほうへつぎ込めるしね。
作りだしてからまたこんなところにもお金かかんのかってどんどん予算がね。
あります。
かかったときに持ち出しみたいなのあるじゃないですか。
それが怖いんですよ。
なるほどそのためのシャガール?そうです保険です。
マルク・シャガールは鮮やかな色彩で愛と希望を描き続けた画家である
両親は貧しくしかも大家族だったが少年の頃から画才の片りんを見せると母が画塾に通わせてくれた
やがて画家になりたいとの思いが募り
当時流行していたキュビスムの洗礼を受けつつ世界各地から集まってきた…
親交を重ねた。
彼らもまたシャガールと同じく他国に離散し異邦人となる以外生きる道がなかったユダヤの民であった。
おそらくこのときシャガールは民族的な誇りを強く抱き自分が何を描くべきかを自覚したのであろう。
すなわちシャガールの絵は故郷に対する熱い思いを幻想に純化するための孤独な試みであった
4年のパリ滞在を終えてヴィテブスクに戻ると翌年同郷のユダヤ人女性
この喜びに創作意欲をおおいに刺激されたシャガールはその後精力的にベラを賛美する作品を発表しいつしか愛の画家と呼ばれるようになった。
その際次から次へと心の中に浮かぶイメージはまさしく幻想的で重力の法則に従うことなく左右の区別もなく過去と現在と未来をも自由に行き来した
しかし1917年ロシア革命が勃発するとユダヤ人居留地は廃止され再びパリへの移住を余儀なくされた
その後の十数年間がシャガールにとって生涯で最も幸福な時代でパリにあって強く故郷を思うときシャガールの中で色彩も深い意味を帯びるようになっていった
例えば赤は愛緑は生命力青は静謐平穏黄色は希望。
そしてこれらの色が画面の中であるべき形をとり象徴にまで純化されたときシャガールはまた色彩の画家と呼ばれるようになったのであった
ナチス・ドイツに屈したフランス政府がシャガールの市民権を剥奪したため
しかも終戦間際の1944年最愛の妻ベラを感染症で失った
『彼女を巡りて』は深い悲しみに暮れるシャガールが妻に対する挽歌として描いたもので赤い花嫁衣裳を身にまとい涙を流すベラが月の輝く故郷の町に佇みやがて天に昇っていく姿を暗示している
その後61歳で再びフランスに戻ると時の文科相アンドレ・マルローの依頼を受けパリ・オペラ座の天井画を手がけた。
これは全体を5つの色に分けモーツァルトやドビュッシーなどフランスと関係が深い14人の音楽家とその作品パリの風景天使踊り子動物などが生き生きと乱舞する姿を描いたものでシャガール晩年の最高傑作といわれている
改めて依頼品を見てみよう。
マルク・シャガールのリトグラフ『出エジプト記』全24点である。
旧約聖書の一節預言者モーセに導かれたユダヤ人がエジプトを脱出する物語に材をとったものでこれはアメリカに亡命した経験を持つシャガールにとって常に心を捉えて離さない壮大なテーマであった
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょうか?買った値段の600万円でお願いします。
さぁそれじゃ600万でまいりましょうオープンザプライス。
ほらほら!1,500万!出た!すげえ!1966年に作られた『出エジプト記』リトグラフ版画全24点一式間違いないですね。
シャガールの評価というのは美術史的に幻想絵画を代表する画家ということなんですが西洋絵画の王道を歩まれた方なんですね。
この『出エジプト記』旧約聖書の一節なんですけれどもエジプトに住んでいたユダヤ人国王ファロンの圧政に苦しんでいた。
そのときに現れた預言者モーセに導かれて彼らが脱出を試みた。
シャガール自身ユダヤ人でアメリカへ脱出せざるをえなかった。
そうした自分の思いをこうしたテーマにも込めているなという感じがします。
パリにあるムルロー工房。
ピカソもはじめ多くの画家がここで版画を作った。
シャガール自身が版に絵を描いて工房の職人が刷った。
いろんな版画技法がありますがこのリトグラフという技法がですね油絵に最も近い効果が出る。
シャガール独特のその柔らかい線鮮やかな発色ですね。
シャガールの思いというものが表現できるということで好んで描いていた。
個々にバラされて出ることはあるんですけれどもまとまって出ることは非常に貴重です。
きれいに大事に保存していただきたいと思いますね。
資金の心配もういらないじゃないですか。
そうもう保険にはなります十分。
いちばんでかい心配事じゃないですかだって資金ってね。
でもおめでとうございました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
「鑑定団」また来週です。
さようなら。
2016/01/19(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【600万円も出して買った名画に絶叫鑑定!?】[字]

20年程前、いつか手に入れたいと思っていた世界的に有名なシャガールの絵を600万円で買ってしまった。もし高ければ自主映画の製作資金に充てたいが、果たして本物か!?

詳細情報
番組内容1
【600万円で買った“シャガール”の絵】
若い頃フランスに旅行した際、世界的に有名な芸術家シャガールの作品を見て感動。いつか手に入れたいと思っていたところ、20年程前に今回のお宝が売りに出されているとの情報を入手し、思い切ってなんと600万円もの大金で購入した。
番組内容2
実は現在、自主制作映画の準備をしており、
今後、撮影費用に1000万円かかるので、いざという時には資金に充てるため、名画の価値を確認しておきたい!果たして本当にあのシャガールの絵なのか!?驚きの鑑定結果は!
出演者
【司会者】
石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
じゅんいちダビットソン
【出張リポーター】
松尾伴内
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
森由美(陶磁研究家)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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