発達した低気圧の影響で北日本と北陸は明日にかけて大荒れとなる見通し。
おととしの冬、高潮被害を受けた北海道根室市ではおよそ９７００人に避難勧告が出されている。
満潮の時刻は過ぎたが、今なお警戒が続く根室から中継。
北海道東部の根室市です。
依然、雪、風、強い状態が続いていますがこの時間、特に風が強まってきています。
私の２００ｍ後ろには海があります。
高潮への警戒が依然続いているが、後ろの道路では側溝やマンホールから少し水があふれてきています。
根室では午前９時２８分に満潮時刻を迎えた。
高潮被害に備えた通行止めの道路もある。
根室ではおととし１２月、低気圧による高潮で商店街が水浸しになった。
今回もそれに匹敵する高潮のおそれがあるとのことで昨日から土のうを積み上げるなど対策をしていた。
根室には９７００人を対象に避難勧告が出されているほか、標津町では避難準備情報が出されて警戒が続いている。
今のところ被害の情報はない。
こちらオホーツク海側の紋別市です。
雪は強くなったり弱くなったりを繰り返しているのですが、風は時間がたつたびに強くなっています。
海の波が高く防波堤に打ち寄せている様子が確認できます。
そしてこの風雪の影響で紋別の観光の目玉である流氷を砕いて進むガリンコ号が今日の便、全便欠航となっていて、乗る予定だった１００人に影響が出ています。
また羽田と紋別を結ぶ飛行機も欠航となっているため観光や市民の生活にも影響が出ています。
オホーツク海側では大雪が予想されていて、明日朝までの２４時間に１２０ｃｍの記録的な大雪となるおそれがある。
また、猛吹雪で車の運転が困難になるおそれがあるため天気が荒れている地域では不要な外出は控える必要がある。
一方、岩手県田野畑村では転覆した船を港に引き揚げる作業をしていた４０代の男性がロープで右手の小指を切断する重傷を負った。
村役場や漁協によると、ケガをした男性は三陸の景勝地をめぐる観光船の船長だとのこと。
田野畑村では別の港でも船を岸壁に引き揚げようとしていた６０代の男性が台車にぶつかり、大ケガをした。
右足首に骨折と見られている。
岩手県内は積雪や倒木のため１万３０００戸あまりで停電が続いているほか、道路の通行止めや列車の運休が相次いでいる。
今週は全国的に気温が低い状態が続く。
北日本を中心に大雪となり、西日本でも積雪のおそれがある。
今後について、気象予報士の増田さんです。
北海道では東部を中心に今日いっぱい大荒れの天気となります。
原因となっているのが、ここにある２つの渦、これに挟まれて北日本、雪や風が強まっているんですね。
こちら西側の渦が今夜以降、南に下がってきます。
そうすると名古屋周辺の東海地方、また近畿の北部など、こういったところでも明日にかけて雪の降るところ、積もるところが出てきそうなんですね。
東海道新幹線や名神高速道路など交通にも一部影響が出てくる可能性があります。
今回大荒れの天気をもたらしているのが、発達している低気圧なんですがこれが寒気をグッと引きずり下ろして寒くなっているんですね。
さらに日本海側では大雪が降りやすくなります。
明日にかけて北陸や東北を中心に大雪、関東も北部山沿いで大雪になります。
中国の２０１５年のＧＤＰの成長率は６．９％増と２５年ぶりの低水準となった。
北京から中継。
中国国家統計局が先ほど発表した２０１５年のＧＤＰ成長率は前の年と比べて６．９％増となりました。
これは天安門事件直後に経済成長が鈍った１９９０年以来、２５年ぶりの低い水準となり、７％という政府目標を下回った。
また２年連続で前の年の成長率を割り込んでいて景気の減速が鮮明となっている。
中国政府は公共投資や金利の引き下げなどで景気の下支えを続けてきたが、思うような効果を上げられていないのが現状で不動産の新規着工面積が前の年を大きく下回ったほかこれまで成長の牽引役だった輸出入の総額の成長率も中国政府は２０２０年までは６．５％以上の成長が必要との認識を示していて、今後もこの成長の速度を維持できるのか、この１年が正念場と言えそう。
一方、上海の株式市場だが、今日はわずかだが値を上げて取引が始まった。
ただ、ＧＤＰ成長率も織り込み済みとあってか動きは鈍く、代表的な株価指数は現時点で昨日の終値を挟んでの小幅な値動きとなっている。
中国のＧＤＰ発表を受けて、東京市場では平均株価は下落している。
東京証券取引所から中継。
中国を震源に始まった株安の連鎖は再びチャイナリスクで日本の市場が揺さぶられています。
今日の東京株式市場は一時は１００円以上、値上がりしたが、午前１１時に中国のＧＤＰが発表された後はいったんは上昇したものの、その後は１００円以上、値下がりした。
市場は中国経済の減速に対する不安がさらに強まったと受け止めた形。
結局、日経平均株価の午前の終値は１２１円安い１万６８３４円となっている。
原油価格の下落に中国の景気減速が追い打ちをかけるという悪循環に陥っている東京市場。
これまで株高に支えられてきたアベノミクスは年明け以降続く株安によって大きな正念場を迎えている。
京都の同志社大学が構内のゴミを京都市の許可を得ずにゴミ処理場まで運んでいたとして警察は廃棄物処理法違反の疑いで大学の事務方トップら６人を逮捕し、大学を捜索している。
有名私立大学のゴミ処理をめぐって警察が捜査に乗り出した異例の事件。
大学内での捜索は現在も続いています。
午前９時過ぎです。
京都府警の捜査員が同志社大学に家宅捜索に入りました。
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、学校法人同志社の事務方トップを務める北幸史容疑者、京都市上京区の清掃会社役員、吉田多郎容疑者ら合わせて６人。
警察によると、北容疑者らは去年１１月、大学構内で発生した一般ゴミを京都市の許可を得ないまま吉田容疑者の清掃会社が所有するゴミ収集車で市内のゴミ処理施設に運んだ疑いが持たれている。
去年夏頃、警察に匿名の通報があったということでこれまでの捜査で去年９月から１１月にかけ、ほかにも１５回にわたって違法な収集・運搬が行われていたことを確認したとのこと。
警察は、逮捕された６人の認否を明らかにしていないが、同志社大学が１０年以上前から違法なゴミ処理を進めていたと見て裏づけを進めている。
参議院の予算委員会では、子育て支援などをめぐり論戦が繰り広げられている。
国会記者会館から中継。
民主党の斉藤議員は所得の低い高齢者に対する１人３万円の臨時給付金について究極の選挙対策、ばらまきだと批判した上で、子育て世帯の支援により多くの財源を使うべきだと安倍総理に迫りました。
また斎藤議員が、日本の保育士の給与がＯＥＣＤに加盟する世界３４カ国の中で突出して低いと指摘したのに対し安倍総理は、保育の現場で働いている人には今年度の当初予算において処遇を３％相当改善したなどと実績を訴えた。
予算委員会では、午後には締めくくりの質疑と採決が行われ、補正予算案は明日２０日にも参議院本会議で可決・成立する見込み。
１５人が死亡した長野県軽井沢町のバス転落事故で、警察は事故直前の状況を調べるため車体の検証を始めた。
検証は、バスが置かれている上田市内の自動車メーカーの整備工場で午前１１時過ぎから始まった。
今月１５日の事故について、警察はバスが下り坂で制限速度を超えて走行し制御できなくなって転落した可能性があると見ている。
検証では、エンジンやブレーキの状態を確認し、事故当時の状況や速度について詳しく調べることにしている。
一方、事故を起こした東京のバス運行会社、イーエスピーの高橋美作社長が被害者や家族に謝罪するため佐久市内の病院を訪れたが、面会を断られた。
また、今日はツアーを企画した旅行会社、キースツアーの社長も謝罪のため病院を訪れている。
事故を受け、国土交通省の石井大臣は、全国の貸し切りバス事業者に対し緊急監査を実施することを明らかにした。
緊急監査は出発前のバスに対して、運行指示書や飲酒の有無などを確認する街頭監査とバス事業者に対して健康診断をしているかや、運賃は適正かといった点を確認する集中監査に分けて行われる。
いずれも抜き打ちで行われるが、街頭監査は今週から、集中監査は処分歴がある事業者などを優先的に選び出し３月中旬までに全国のおよそ１００事業者を監査したいとしている。
また、旅行業者に対しても抜き打ちの検査で違法な格安運賃でバス事業者と契約していないかなどを調べる方針。
４月から始まる家庭向けの電力販売の全面自由化に向けてＫＤＤＩが携帯電話と電気をセットにした料金プランを発表した。
ＫＤＤＩが発表した料金プランでは月々の電気代に応じてＫＤＤＩが発行するポイントがたまるようになり、ポイントは携帯の料金支払いやコンビニでの買い物などに使うことが可能。
一月の電気代が５０００〜８０００円未満なら３％分、８０００円以上なら５％分のポイントがたまる。
ＫＤＤＩによると、関東エリアに住む１世帯３人家族の一月の平均的な電気代がおよそ１万１２００円の場合、年間でおよそ６３００円相当安くなるとのこと。
ライバルのソフトバンクは、電気を多く使うほど料金が割安になるプランを発表したのに対して、ＫＤＤＩは、電気の使用量にかかわらず一定のポイントを総理大臣のほか閣僚も発言した。
メンバーのジャニーズ事務所からの独立問題で揺れていた国民的グループ、ＳＭＡＰが昨日夜、存続を発表したことについて、安倍総理はこのように歓迎した。
また、中谷防衛大臣は…岩手県山田町から東日本大震災の事業費を横領したとして盛岡地裁は北海道のＮＰＯ法人、大雪りばぁねっとの元代表、岡田栄悟被告に懲役６年の判決を言い渡した。
判決によると、岡田被告は被災者の雇用を支援するための事業費、合わせておよそ５３００万円を横領したもので検察側は懲役８年を求刑していた。
観光庁は去年１年間で日本を訪れた外国人旅行者の数が１９７３万７４００人だったと発表した。
おととしの１３４１万人から６００万人以上増加したことで過去最高を更新し国が掲げる目標、年間２０００万人の到達目前となった。
国と地域別で最も多かったのは中国の４９９万人で、おととしの倍以上になっている。
大阪、京都、奈良ではきょう未明に初雪を観測しました。
大阪、京都、奈良ではきょう未明に初雪を観測しました近畿北部では明日朝にかけて大雪が降るおそれがあります。
強い冬型の気圧配置となった近畿では未明に大阪、京都、奈良で初雪を観測しました。
京都の初雪は観測開始以来、最も遅い初雪です。
近畿北部の海岸沿いでは昨夜から今朝にかけ、３〜４センチの積雪を観測しています。
今夜から明日午前中まで平野部を含む今夜から明日午前中まで平野部を含む近畿の広い範囲で雪が降る見込みです。
特に近畿北部では明日午前６時までの２４時間で４０センチ〜５０センチの積雪が予測されていて警戒が必要です。
大阪府茨木市で難病の３歳児を衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われた義理の父親の裁判員裁判が始まり被告は起訴内容を否認しました。
起訴状によりますと岸本紗弥音ちゃんの義理の父親、友希被告はおととし６月茨木市の自宅で母親と共謀し十分な食事を与えないなどして衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われています。
きょうの裁判員裁判で岸本被告は「生きるのに必要な措置はしていた」として起訴内容を否認しました。
この事件で同じ罪に問われた母親の裁判では大阪地裁が無罪を言い渡し検察側が控訴しています。
大阪地検は「わずかな注意を払えば保護が必要な状態だったと認識できた」として岸本被告が過失によって紗弥音ちゃんを死なせた重過失致死罪も起訴内容に追加しましたが被告は「必要な注意をしていた」として重過失致死罪にもあたらないと主張しました。
兵庫県猪名川町のトンネル内でカセットボンベを入れた金属の缶を爆発させ、車の往来を妨害したとして宝塚市の会社経営の男が逮捕されました。
付近では先月から同様の事件が相次いでいて警察が関連を調べています。
逮捕されたのは宝塚市の土木工事会社経営、古野秀和容疑者です。
警察によりますと古野容疑者は今月１６日、猪名川町のトンネルの中でカセットボンベ１０本が入った金属缶を爆発させ車などの往来を妨害した疑いがもたれています。
けが人はいませんでした。
周辺では先月から同様の不審火が他にも９件相次いでいたため警察が警戒していたところ発生直前に現場近くを走り去った不審車両を発見、ナンバーから古野容疑者が浮上したということです。
調べに対して古野容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということで警察は他の不審火ついても関連を調べています。
2016/01/19(火) 11:30〜11:55
ＭＢＳ毎日放送
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