検察側が「名誉毀損」と指摘した表現の多くは、朴氏が集めた資料や、関係者の発言からの引用によるものという。それが、朴氏自身の主張や意見として受け止められたきらいがある。
著者の意図が理解されず、話がかみ合っていないまま、告訴から在宅起訴、公判にまで来てしまった感は否めない。虚偽か事実の判断、名誉毀損の概念のとらえ方など、公判では、韓国司法の判断のあり方も問われている。
2016.01.21
初公判のため、ソウル東部地裁に入る朴裕河・世宗大教授=20日(共同)【拡大】
検察側が「名誉毀損」と指摘した表現の多くは、朴氏が集めた資料や、関係者の発言からの引用によるものという。それが、朴氏自身の主張や意見として受け止められたきらいがある。
著者の意図が理解されず、話がかみ合っていないまま、告訴から在宅起訴、公判にまで来てしまった感は否めない。虚偽か事実の判断、名誉毀損の概念のとらえ方など、公判では、韓国司法の判断のあり方も問われている。