心臓部は三菱製エンジン・・・存在感を高める中国自主ブランド車


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 中国の自動車市場では近年、SUVの人気が高まっている。中国メーカーが独自に開発、生産する中国自主ブランド車もSUV市場で安価さを武器に存在感を高めつつある。  中国自主ブランド車が中国のSUV市場で販売台数を伸ばしていることは、中国自動車メーカーの実力が向上していることを意味するのだろうか。中国メディアの捜狐は17日、「中国自主ブランド車といっても、自動車の心臓部にあたるエンジンは三菱製だ」と指摘する記事を掲載した。  記事は、中国自主ブランド車が価格競争力を強みとして販売台数を伸ばしていることを指摘し、「中国自主ブランド車の外観やデザインは確かに近年、大きく向上した」と指摘する一方で、自動車にとっての基幹部品の1つであるエンジンは「三菱製のエンジンには敵わないのが現状」と論じた。  続けて、中国メーカーが開発、生産する各種SUV車のうち、特に中国市場で人気の高い車種を取り上げたうえで、「デザインは非常にすばらしく、スペックも高い」としながらも、そのいずれも三菱製のエンジンが搭載されていることを紹介。  さらに記事は、外観やブランドからすれば中国自主ブランド車であるため「愛国的」なSUV車であるとしながらも、その心臓部には日本の技術が使われているのだと指摘、優れた自動車エンジンを自国で生産できないことに悔しさをにじませた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)