リビアに関しては、昨日統一政府の閣僚が指名されたというニュースを報告しましたが、この統一政府が現実に機能するのか(まずはトブルク議会の承認が必要か?)の問題はありますが、下記のようなISの警告(脅迫)もあり、リビア問題の政治的解決は、どうやら時間との競争を強いられているように思われます。

al qods al arabi は、ISが既に攻撃して燃料タンクが炎上しているシドラの石油積み出し施設に加えて、他の施設に対しても攻撃を加えると警告したと報じています。
それによると、ISのメンバーが21日、そのネットで、「今日はシドラとラアスタヌーラ港だが、明日はal bariqa港で、その次はトブルク港、al sirir ,jalu,al kafraだ」として、そのほかの港も攻撃すると予告(警告)したとのことです。
この脅迫がどの程度真剣なものかは解りませんが、ISが現在リビアを重要な拠点として、戦闘要員や顧問等を送り込んでいるのは間違いなさそうで、あながち単なる脅迫として、軽視することもできないだろうと思います。
とにかく、このような過激派の脅威に対処するためにも、統一政府の実現が切実に求められていると思います。

http://www.alquds.co.uk/?p=469137