ヘイト反対に61団体 「オール川崎」でネット発足

昨年11月8日の差別デモで抗議に集まった市民が掲げたプラカード=川崎市川崎区


子ども守るため闘う

 市民ネットワーク結成に向けた一つの契機となったのが昨年11月に行われた差別デモだった。在日コリアンが多く暮らす川崎市臨海部で初めて行われ、差別主義者の一団が「半島に帰れ」と連呼しながら街中を練り歩いた。

 「なぜ言葉でわれわれを殴るのか。そんないわれはない」。18日に記者会見した趙(チョウ)良葉(ヤンヨプ)さん(78)は声を震わせた。徴用された父を追って海を渡った在日1世。戦後は夫と運送業を営んできた。「戦中から日本に貢献してきた在日のことを理解していないのか」

 在日3世のペェ・平舜(ピョンスン)さん(41)も「差別との闘いはいつまで続くのか」と嘆いた。地域では指紋押なつ拒否運動など差別撤廃に向けた取り組みが盛んに行われ、両親はその先頭に立ってきた。

 地元で保育士として働き、自身も2児の母に。父母がそうであったように子どもたちには民族や文化の違いこそ尊いと教えてきた。「ヘイトスピーチは多様性を否定する。そんなデモを子どもたちに見させるわけにはいかない」

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