初めての方はこちらから。
ついに外国文学にも触れることになりました(笑)
あらすじ
若者が海辺を散歩していた時に出会った三人の老人の物語。
若者がまず出会った老人は、海に向かってバタ足をしているかと思いきや、布袋に入った白い粉を海に投げ入れている。投げ入れた途端に始まるバタ足。若者は老人に何をしているのかと訪ねる。「海水の濃度を調整しとるんじゃ」老人はたまに海水をなめて塩分を確かめながら海水の塩味を調整していたのだった。
次に出会った老人もまた白い粉を投げ入れてバタ足で海水を混ぜている。また塩分かと思いきや、その老人は「あいつは塩分が濃いのが好きでかなわん。それを薄めるためにワシは砂糖を入れてるんじゃ」二番目の老人は塩をうすめるべく砂糖を溶かしていたのだ。
若者が最後に出会った老人は、ただひたすらに海水をなめてノートになにやら書き込んでいる。気になった若者が聞こうとすると老人が先に「もう言わんでもわかるだろ」と。書き込んでいるノートの表題を見るとそこには「あまから手帖」の文字。
感想文
老人と海を結びつけるのに「塩分」に結びつけるのが楽しかった。塩分と糖分、塩分と糖分の「あまい、からい」からあまから手帖にストーリーを結びつける難しさ。ある意味天才というしかない。まさか広大な海の塩分をたった1人の老人が決めているなんて、なんというファンタジー。次回作を期待したい。
いや、こっちも知りたいんでしょ?
さて、明日もお楽しみに。