中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

阿部、体が優先 特権フル活用でマイペース調整

2016年1月21日 紙面から

自主トレ先の宮崎に向けて出発する巨人・阿部(右)=羽田空港で(井上学撮影)

写真

 崖っぷちの主砲が特権をフル活用する。巨人の阿部慎之助内野手(36)が20日、自主トレを行う宮崎に向けて羽田空港を出発。宮崎キャンプでは1軍の「スペシャル班」で独自メニューを認められる特権を生かし、マイペース調整を貫くプランを明かした。

 鈴木、相川とともにベテラン組の別調整を認められる阿部が、自身の再生計画を口にした。「ゆっくりというか、時間をかけてやらせてもらおうかな」。18日まで滞在したハワイではバットを振らず、体力強化に専念。このマイペースは宮崎に移動しても継続する。

 「例年、キャンプで100%にしちゃうから、途中でガタがくる。反省を生かして、少し焦る気持ちが出るぐらいの(ゆっくりとした)ペースでやろうかなと思う」。昨季は規定打席にも届かず、正念場のシーズンを迎える。それでも「この年齢だと、キャンプで頑張っても評価されない」と悠然。シーズンで結果を残すために、あくまでも体優先で仕上げていく。

 今季は由伸監督が捕手での起用も検討。阿部自身も「(捕手を)やってなさすぎるから、思い出すぐらいには」と、キャンプでは2年ぶりに投手のボールを受けるためにブルペン入りする計画を描いている。ハワイ自主トレでは体重を97キロ台まで絞った。上々のコンディションにも「まだ15%ぐらい」とニヤリ。特権を最大限に使い、じっくりと完成度を上げていく。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ