アミーナ・エイルウィン
領主の娘。聡明かつ行動力のある少女で、島の外の世界に憧れを持つ。
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エドウィー・シュアー
領主に仕える忠実な老兵。だが、ある冬の晩、謎の死を遂げる。
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ファルク・
フィッツジョン
トリポリ伯国(十字軍の時代に現代のシリア西部からレバノンにかけて存在)に本部を置く、聖アンブロジウス病院兄弟団の騎士。
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ニコラ・バゴ
ファルクの従士。背丈は四フィート(約1.2メートル)あるかないかで、まだ声変わりもしていない少年。
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マードック
ソロンの二つの島を繋ぐ渡し守。わずか150ヤード(約137メートル)ほどながら浅瀬が多いこの海峡で、渡し守が務まるのは、彼だけ。
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ローレント・
エイルウィン
北海に浮かぶソロン諸島を治める領主。北海交易を一手に制し、北ヨーロッパに名を馳せる。豊富な資金を背景に善政を布いている。
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コンラート・
ノイドルファー
ブレーメンの南に領地を持つ騎士。エイルウィン家で 剣を求めていると聞き、三人の家士と七名の部下を連れてソロンに駆けつけた。
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イテル・アプ・トマス
ウェールズから来た傭兵。 前はグロスタシャーの荘園にいた。弓の腕前は、相手が動かないなら一〇〇ヤード先の男の頭を射貫ける。
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ハール・エンマ
マジャル人を名乗る女の傭兵。あまりイングランド語が通じない。彼女を砦から追い出そうとした兵士はまったく歯が立たなかった。
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スワイド・ナズィール
サラセン人の錬金術師を名乗る傭兵。巨大な青銅の人形を自在に操る。未熟だったころに呪いを受けたせいで子供の姿をしている。
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マーティン・ボネス
ソロンの市長。宣誓共同体(中世の都市の自治機構)に対して出された、敵に備えよ、という領主からの通達に、疑問を持っている。
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イーヴォルド・サムス
ケンブリッジの吟遊詩人。ソロンの領主が、一昨年死んだ父親のウルフリックを捜していると聞いて、父親の代わりにソロンに来た。
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エイブ・ハーバード
エイルウィン家が預かっている、ただ一人の従騎士。ローレントの世話をしながら剣の腕を磨き、騎士叙任の機会を窺っている。
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トーステン・
ターカイルソン
領主の館の西に立つ塔に囚われている、エイルウィン家の捕虜。ずっと、捕虜としての宣誓を拒んでいる。[呪われたデーン人]。
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ロスエア・フラー
エイルウィン家の家令。もう老人と呼んでもいい年齢で日常的に象牙の杖をついているが、アミーナ曰く、落ち着きが感じられない。
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ヤスミナ・ボーモント
アミーナの侍女。召使いたちの中で一番若い。アミーナがたびたびトーステンと話しに西の塔に行っていることは、彼女しか知らない。
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