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パキスタン 大学襲撃 政府に対策の徹底求める声
1月21日 11時46分

パキスタン 大学襲撃 政府に対策の徹底求める声
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パキスタン北西部で20日、大学が武装グループに襲撃され、学生など20人が死亡した事件で、おととし別の学校を襲撃したイスラム過激派組織の一員とみられる男が犯行を認め、学校への襲撃を止められない政府に対して、対策の徹底を求める声が高まっています。
パキスタン北西部の町チャルサダで、20日、武装した4人のグループが大学を襲撃し、軍によりますと学生など20人が死亡しました。武装グループの4人は、駆けつけた治安部隊によって射殺され、その後、国内最大のイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の一員とみられる男が、自分たちのグループが襲撃を企て実行したと犯行を認めました。
この男のグループは、おととし12月に北西部の別の都市で軍の運営する学校を襲撃し、生徒を中心に140人以上を殺害した組織とみられています。このため、パキスタン国内のメディアでは、相次ぐ学校への襲撃を止められない政府に対して過激派対策の徹底を求める指摘が相次いでいます。
パキスタン政府は、過激派の拠点がある北西部に軍を派遣し軍事作戦を進めていますが、過激派によるテロや襲撃が絶えず、政府は対応を迫られることになりそうです。

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