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バス事故 ブレーキに不具合なかったか確認へ1月21日 12時14分
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乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、現場のおよそ250メートル手前の監視カメラに映っていたバスの映像から、警察は、バスのスピードが制限速度を大幅に超えていたとみて、ブレーキのかけ方などの運転操作に問題がなかったか調べるとともに、ブレーキに不具合がなかったかどうか確認することにしています。
この事故で、警察は現場のおよそ250メートル手前の監視カメラに映ったバスの映像の分析を進めていて、バスは下り坂で制限速度の時速50キロを大幅に超えるスピードで走行していたとみています。映像では、後ろのブレーキランプがほとんど点灯しているように見えることから、警察は運転手がブレーキをかけていたとみていますが、バスはカーブでセンターラインをはみ出し、重心が大きく傾きながらかなりのスピードで曲がっていました。
こうした状況から、警察は運転手のブレーキのかけ方などの運転操作に問題がなかったか調べるとともに、ブレーキに不具合がなかったかについても確認することにしています。
一方、警察は20日までの検証で、バスの運転席付近から運行記録計と記録紙を押収しました。運行記録計は走行距離や速度を自動的に記録するもので、警察は、記録紙に残されたデータの分析を進めていて、事故直前のスピードやどの場所で減速したかなど、当時の運転の状況を詳しく調べています。
こうした状況から、警察は運転手のブレーキのかけ方などの運転操作に問題がなかったか調べるとともに、ブレーキに不具合がなかったかについても確認することにしています。
一方、警察は20日までの検証で、バスの運転席付近から運行記録計と記録紙を押収しました。運行記録計は走行距離や速度を自動的に記録するもので、警察は、記録紙に残されたデータの分析を進めていて、事故直前のスピードやどの場所で減速したかなど、当時の運転の状況を詳しく調べています。
バス会社「事故前日は異常なかった」
乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、東京のバスの運行会社は「事故を起こしたバスは先月下旬に法定の点検を行ったほか、前日にほかのドライバーが運転した際には異常がなかった」などと直近のバスの状況について説明しました。
今回のバス事故では現場から250メートル手前の道路監視カメラに事故直前とみられるバスの映像が残され、下り坂をかなり速いスピードで走る様子などが映っています。また映像では、バスの後方にあるブレーキランプが点灯したままのように見えます。
これについてバスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」の山本崇人営業部長は21日午前、報道各社が「整備不良はなかったのか」と質問したのに対して「事故を起こしたバスは先月下旬に外部の会社に委託して整備工場で法定点検を行った」としたほか、事故の前日にほかのドライバーが運転した際には「異常はなかった」と説明しました。また、バスのブレーキランプが点灯しているようにみえることに対しては「バスには足で踏まなくても作動するブレーキがあり、そのブレーキが作動してブレーキランプが点灯する可能性がある。どういう状況だったか確認する必要がある」と話していました。
今回のバス事故では現場から250メートル手前の道路監視カメラに事故直前とみられるバスの映像が残され、下り坂をかなり速いスピードで走る様子などが映っています。また映像では、バスの後方にあるブレーキランプが点灯したままのように見えます。
これについてバスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」の山本崇人営業部長は21日午前、報道各社が「整備不良はなかったのか」と質問したのに対して「事故を起こしたバスは先月下旬に外部の会社に委託して整備工場で法定点検を行った」としたほか、事故の前日にほかのドライバーが運転した際には「異常はなかった」と説明しました。また、バスのブレーキランプが点灯しているようにみえることに対しては「バスには足で踏まなくても作動するブレーキがあり、そのブレーキが作動してブレーキランプが点灯する可能性がある。どういう状況だったか確認する必要がある」と話していました。