PacSecセキュリティカンファレンス
世界中のセキュリティ専門家が日本へ集結!
「PacSecセキュリティカンファレンス」は、世界先端の情報セキュリティ専門家による最新の研究発表の講義と国際交流できる環境を兼ね備えた場を用意し、日本での先進的なセキュリティ人材育成への技術教育の場を提供する国際カンファレンスです。
今年東京での開催13回目を迎える「PacSec 2015」は、11月11〜12日の2日間、表参道の青山ダイアモンドホールにて開催されます。英語-日本語の同時通訳が入りますので、アメリカやカナダやヨーロッパなど海外で開催されるカンファレンスに参加するための旅費宿泊費と比較すると、PacSecカンファレンスではリーズナブルな予算で最新の情報セキュリティ技術講義に接する事ができます。
「PacSecセキュリティカンファレンス」は、カナダのエドモントンを本拠地とするdragostech.com inc.が主催する国際セキュリティカンファレンス・シリーズ「SecWest」の一環として、2003年より日本で開催されて来ました。カナダのバンクーバーで開催される「CanSecWest」、イギリスのロンドンかオランダのアムステルダムで開催される「EU-SecWest」、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催される「BA-Con」と並び、東京はSecWestにおいても情報セキュリティの国際的に重要な都市として位置づけられています。
スマートフォンやタブレット型デバイスの急激な普及によって、WiFiや3G、LTEなど無線環境からの常時接続されたインターネット環境が持ち歩かれる事が普通となり、私たちの仕事や生活も携帯デバイスによる移動環境のオンラインにますます移行しています。そして、ソーシャルネットワーク型の各種オンラインサービスが国境を越えて億単位のユーザー数を獲得し、企業の業務コミュニケーションやeコマースやオークション、またオンラインバンキングや株式やFXのオンライントレード他様々な金融サービスなどもインターネット上で拡大しています。
そのようなインターネット環境の激変の中で、政府機関や国家的基幹事業にたずさわる企業を狙うAPTと呼ばれる標的型攻撃やサイバースパイ活動が明らかになり、Stuxnetのようにインフラ構築に使われる組込コンピューターを狙った攻撃が登場し、またフィッシングやマルウェアによる個人情報の窃盗、ボットネットによるDDoS攻撃や脅迫などの犯罪、さらに犯罪組織のマルウェア開発やボットネット運営への関与が明らかになっています。このように年を追って複雑で高度になるサイバー犯罪やサイバー攻撃に対抗していくためには、最新の情報セキュリティ技術を常に学習し続けることが必要です。
多数の後援団体とスポンサーの協賛により開催される「PacSecセキュリティカンファレンス」では、先端の情報セキュリティに関する厳選された研究発表を集め、セキュリティに関する最新の技術トレンドと脆弱性の分析や実践的防衛策などの幅広い技術的話題を取り上げます。海外から来日するセキュリティ専門家と日本の専門家が集まり最新のセキュリティ技術に触れ合い話し合うことで、情報セキュリティに関する問題や有効な解決策などの情報交換とコミュニティ形成の場となることを目的としています。
2日間にわたるカンファレンスは1トラックで、発表論文として応募の中から選ばれた、基調講演を含め10本の講義が予定されています。
カンファレンス開催に合わせて、PacSecの技術トレーニング「セキュリティマスターズ道場」も実施される予定です。セキュリティに関わるプロフェッショナルな上級スタッフや管理者のための、セキュリティ技術の実践的教育を行う特別トレーニングコースです。