【ソウル聯合ニュース】圧倒的な低燃費で世界のエコカー市場をけん引するトヨタ自動車の「プリウス」の4代目が2月末にも韓国で発売される。
これに先立ち現代自動車はこのほど韓国車で初となるエコカー専用車「アイオニック」(IONIQ)のハイブリッド車(HV)を発売。韓国市場で2車種が全面対決することになる。
トヨタ関係者は「4代目プリウスを韓国で2月末、遅くとも3月末には発売する方針だ」と話した。
自動車業界ではアイオニックと新型プリウスが激しい争いを繰り広げるとみている。
アイオニックHVの燃費は同等級で最高レベルの1リットル当たり22.4キロ(15インチタイヤ)。新型プリウスの燃費と拮抗(きっこう)するという。
アイオニックは新型エンジンと電気モーターの特性に最適化したハイブリッド専用の6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)も新たに搭載した。また超高張力鋼板を53%採用している。
一方、プリウスは1997年の発売開始から、これまでに約350万台を売り上げている。
全長はアイオニックより80ミリほど長く、アイオニックにはないヘッドアップディスプレー(HUD)が採用されている。
新型プリウスが現在販売中の3代目プリウスと同水準の価格帯であれば、アイオニックのほうが新型プリウスより600万ウォン(約58万円)以上安くなるとみられる。
自動車専門家は、アイオニックの価格競争力と革新性、新型プリウスの検証された製品力の対決になると指摘。最終的には燃費が勝敗を分けると予想した。