【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は20日の定例会見で、北朝鮮が4回目の核実験を強行したことで南北関係が悪化する中、今年の南北離散家族関連事業推進計画について、「現在、(北朝鮮の核実験により)厳しい情勢が続いているが、解決に向け粘り強く努力していくというのが政府の基本的な立場だ」と述べた。
また、ビデオレターの制作や遺伝子検査、遺伝子データベース構築、国際社会とのネットワーク構築など韓国独自にでできる部分は進めていくと説明した。
記者から離散家族問題について北朝鮮側に新たな提案を行う計画はあるかと問われると、「まだ検討していない」と答えた。
一方、北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長が、昨年末に死去した金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)の後を引き継ぎ、統一戦線部長と対南(韓国)担当書記に就いたとする一部報道については、「現段階で確認できる事項はないと承知している」と述べた。