慰安婦合意:全北・南原で「平和の少女像」建立運動

慰安婦合意:全北・南原で「平和の少女像」建立運動

 全羅北道南原で「平和の少女像」建立を目指す市民運動が展開されている。

 南原平和の少女像建立市民推進委員会は19日、長年苦しんできた従軍慰安婦被害者の人権と名誉回復のため「南原平和の少女像」建立に向けた市民運動を展開すると発表した。

 予定では、今年5月ごろ旧南原駅舎(丁酉〈ていゆう〉再乱〈慶長の役〉で『南原城の戦い』があった場所)に設置する。建立費用は、市民推進委員を3000人募集して、1口当たり1万ウォン(現在のレートで約978円。以下同じ)の募金で3000万ウォン(約293万円)を集める計画だという、

 南原は、丁酉再乱の際におよそ1万人が国に殉じて日本軍を防いだ護国の城で、植民地時代には市民の自発的な基金で春香詞堂を建て、南原郷校(朝鮮王朝時代の地方教育機関)の文化財「喚月楼」を守ってきた地でもある。

 また「第二の東学の城地」という呼び名の通り、南原東学農民革命軍の活動が活発だった場所で、3・15不正選挙(1960年3月15日の第4代大統領選挙。李承晩〈イ・スンマン〉大統領を辞任させた4月革命の引き金になった)で起爆剤の役割を果たした金朱烈(キム・ジュヨル)の故郷でもある。

 「南原平和の少女像」の建立は、従軍慰安婦として強制動員され、性奴隷として被害に遭った女性たちの名誉と人権を回復し、日本政府の真剣な謝罪と賠償を求めるためのもの。

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