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ダボス会議でも原油安懸念する声
1月21日 6時07分

ダボス会議でも原油安懸念する声
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原油価格の下落に歯止めがかからないなか、政治や経済界のリーダーが集まる世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」でも、原油安を世界経済の懸念材料として指摘する声が上がっています。
このうち、20日開かれた中国経済に関するセッションでは、アメリカのサブプライムローンに端を発する金融危機の発生を的確に予測したことで知られるニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授が発言しました。
このなかで、ルービニ教授は、「原油価格の下落が供給側の前向きな動きで起きるのであれば、世界経済にとってプラスだが、今回の下落は、それだけでなく、中国経済や新興国経済の減速を背景にした需要への懸念によるもので、これは、世界経済にとって悪いことだ」と述べ、懸念を示しました。
また、イラン大統領府のナハバンディアン長官は、20日、ダボスで開かれた記者会見で、原油安の影響に関する質問が出たものの、これには答えませんでした。その一方で、原油価格の下落の大きな要因となっているイランに対する経済制裁の解除を巡って、「イランは、世界の原油市場に復帰する」と述べ、原油の増産に踏み切る考えを強調しました。

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