イスタンブール=春日芳晃
2016年1月20日21時29分
シリア内戦の反体制派に強い影響力を持つシリア人の作家で、民主活動家のミシェル・キロ氏が19日、訪問先のトルコ・イスタンブールで朝日新聞の単独会見に応じた。国連が今月25日の開催を目指す和平協議について、アサド政権と反体制派の双方が参加する見込みだが、アサド大統領の処遇をめぐり主張は対立したままで、キロ氏は「失敗に終わる」と語った。
キロ氏は「我々反体制派はシリアが現在のアサド政権独裁から民主国家へ移行することを切望し、国際社会に支援を求めている。国連の協議は(アサド政権支持の)ロシアの影響が強すぎて、アサド抜きの民主国家実現が約束される保証はない」と懸念を示した。
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朝日新聞国際報道部
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