テヘラン=神田大介、ダボス=松尾一郎
2016年1月21日00時21分
サウジアラビアとの緊張関係が高まっているイラン側から、関係修復の意向を示唆する動きが相次いでいる。イランの最高指導者ハメネイ師は20日、首都テヘランで2日夜に起きたサウジ大使館襲撃事件について「悪行でありイランの利益を損ねた」と自身の公式サイトで批判した。
同師は3日、「サウジは神の報復に直面する」とサウジ政府を非難していたが、サウジとの緊張緩和に向けた動きを、政府に認めた可能性がある。また、イランのアラグチ外務次官は20日未明、サウジ西部ジッダで21日に開かれるイスラム協力機構(OIC)の緊急会合に出席するため、イランを離れた。サウジが3日にイランとの断交を発表後、イランの公人がサウジを訪れるのは初めて。
サウジは2日、同国のシーア派指導者ニムル師の死刑を執行。イランでは同日夜、反発した群衆がテヘランのサウジ大使館に放火した。OICの21日の会合は、この問題の議論を求めるサウジの要請で開かれるという。イラン当局は事件に絡み、これまでに60人を逮捕している。
また、18日にサウジ、19日にイランを訪れたパキスタンのシャリフ首相は、両国が代表を出し、話し合いの場を持つよう提案したという。
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朝日新聞国際報道部
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