欧州株も大幅下落 原油安などに懸念

1月21日 4時29分

２０日のヨーロッパの主な株式市場は、原油価格の下落に歯止めがかからないことなどから、投資家の間でリスクを避けようという動きが強まり、株価が大きく値下がりしました。

２０日のヨーロッパの主な株式市場では、原油価格の下落に歯止めがかからないことや、中国の株式市場で不安定な値動きが続いていることなどから、ほぼ全面安の展開となりました。
この結果、各市場の株価指数は、前の日の終値と比べ、ミラノ市場で４．８％余り急落したのをはじめ、ロンドン市場とパリ市場で３．４％余り、フランクフルト市場で２．８％余り、それぞれ下落するなど、株価が大きく値下がりしました。
市場関係者は、「原油価格がどこまで下落するのか、見通しにくい状況になっている。金融市場全体が不安定ななか、投資家の間では、状況がさらに悪化するのではないかという不安が広がっている」と話しています。