2016年1月21日00時01分
エットーレ・スコラさん(イタリアの映画監督)が、地元メディアによると、19日、ローマの病院で死去、84歳。心疾患を抱え、17日から昏睡(こんすい)状態に陥っていた。
1953年に脚本家として映画界入り。64年に「もしお許し願えれば女について話しましょう」で初のメガホンを取った。ファシズムが台頭する30年代のイタリアを描き、ソフィア・ローレンさんが主演した「特別な一日」(77年)はアカデミー賞にノミネートされた。イタリア共産党の元党員で、89年には影の内閣で文化相を務めた。レンツィ首相は「イタリア社会を鋭く読み解く達人だった」とたたえた。(ローマ=AFP時事)
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