南中30周年記念事業

中学の思い出と「再会」

タイムカプセルを開封

掲載号:2015年9月4日号

様々なメッセージが描かれたタイムカプセル。卒業生たちが慎重に開封した
様々なメッセージが描かれたタイムカプセル。卒業生たちが慎重に開封した

 今年度に創立30周年を迎える座間市立南中学校(赤井諭校長)で8月29日、開校当時と10周年記念で埋めた2つのタイムカプセルが開封された。厳重に保管されたカプセルのなかには、当時の手紙や自画像などが詰まっており、集まった卒業生たちは中学時代の思い出との「再会」に沸いた。

 開封したタイムカプセルは、開校した1986年度のPTAや生徒が埋めたものと、10周年を迎えた1995年度当時の在校生が埋めたものの2つ。知らせを聞いて集まった卒業生たちが、スコップを使い1時間ほどかけて地中から掘り起こした。全員が見守るなかで蓋が開けられると、開校時のpTA関連の資料や「21世紀の私へ」と題したメッセージカード、美術の授業で書いたスケッチなどが次々と見つかり、大きな歓声が上がった。

 第1期の生徒会副会長を務めた瀧本(旧姓・早川)公代さんは友人たちが書いた手紙を眺めながら「それぞれの字に癖があって、昔を思い出しました」と懐かしみ、10期生徒会長の中瀬竜太さんは「保存状態が良くて驚きました。今は保育士になりましたが、中学時代は想像もしていなかった」と感慨深げに話した。同級生同士で結婚し、子どもと訪れた岩本和也さん・さやかさん夫妻は「当時は顔を知っている程度。まさか結婚するとは」と笑い合った。

一部展示も

 開封したものは、9月28日から10月2日の「学校へ行こう週間」に合わせて校内で一部展示するほか、10月24日にハーモニーホール座間で開催予定の記念式典でも並べる予定。

カプセルの中味に笑顔を見せる参加者
カプセルの中味に笑顔を見せる参加者