埼玉で暮らす在日クルド人 「ワラビスタン」のいま
1月19日(火)10時42分配信
JR京浜東北線で都心から約30分、埼玉県蕨(わらび)市。東京のベッドタウンであるこの地域は「ワラビスタン」とも呼ばれている。
蕨市とその周辺地域には、在日クルド人のおよそ半数の約1000人が暮らす。「クルド人の土地」を意味する「クルディスタン」と「蕨」をもじって「ワラビスタン」。彼らの多くが日本で「難民」の認定を求めているが、ほとんどが認められない。全世界に約3000万人いるとされるクルド人。蕨の地に生きるクルド人を取材した。
(撮影:井上さゆり)
チョウラクさんは現在、家賃5万5千円、2DKのアパートに妻と3歳の娘の3人で暮らしている。それまではトルコで羊飼いとして生計を立てていたが、クルド人に対する職業的・精神的な差別に耐え切れず、先に来日していた兄を頼り、観光ビザでやってきた。日本に逃れてきたクルド人の9割以上がトルコ国籍と言われている。
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